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機関車が牽く普通列車 ビコム 客車鈍行 レビュー(前編)

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今回も当ブログに訪れて頂きありがとうございます

7月28日・29日に秋田~青森で運転された臨時列車

急行津軽」がネットで話題となりました。

今では見る事が出来ない「機関車+客車」という

われらの世代には懐かしく、若い人は見た事すらない

そんな言い表せないふしぎな魅力のある組み合わせです。

しかし、かつては「機関車+客車」の組み合わせが当たり前で

ブルートレインほか、いわゆる「鈍行列車」といわれる

長距離普通列車も電車ではなく客車でした。

そんな今となっては懐かしい「客車鈍行」をおさめた

こちらの作品をレビューします。

 商品の詳細

  • 商品名:客車鈍行~かつて日本中で活躍した普通客車列車たちの最後の記録~ 
  • 製作:  ビコム
  • 発売日:2002年3月21日 ベストセレクション版・2013年8月21日
  • 収録時間:100分 特典10分
  • 価格:  3800円(税抜)
  • リージョンコード:リージョン2

 

機関車と客車で構成される「客車鈍行」の思い出を特集した作品です。

今では見る事も少なくなった50系・12系客車のほか、現在では見られないダイヤや

光景が見られてとても興味深い内容となっております。

客車鈍行とは?

客車鈍行とは、客車を使用した普通列車で、山手線や中央線の列車とは違い、

電車ではなく機関車と客車で運転されていました。

客車と言えば「ブルートレイン」が1番にイメージされるかと

思いますが、日本に鉄道が開業されてから130年間続いてきたスタイルでした。

今ではすべての普通列車が電車・気動車化されて運転効率やサービス面が向上しました。

このページでは客車で運転された普通列車を「客車鈍行」と呼んでいきます。

登場する車両

50系客車  全国各地で一般的に使われた客車、赤い車体から「レッドトレイン」と呼ばれていました。

12系客車  こちらは急行タイプとして登場した客車です。現在でも臨時列車として運転される数少ない客車です。

 

見どころ

函館本線(小樽~岩見沢)

50系客車で牽引はED76形500番台

出典:本編より 今はなきED76形が担当する。

客車に暖房用のスチームを送るため車体から湯気が立つシーンは珍しいです。

出典:本編より 噴出されるのは暖房用のスチーム

客車鈍行とは必然的に編成が長くなるもので、

こちらは機関車を含め9両という長さです

津軽海峡線「快速海峡」(青森~函館)

出典:本編より 青函トンネル開通から走る唯一の客車鈍行

快速海峡は1987年から2002年までの運転された列車で、

牽引はED79・客車は50系です。

普通列車ながら指定席があり、シートは0系新幹線のものを再利用しています。

出典:本編より 「海峡」の車内

なんとも乗り心地が良さそうです。

青函トンネル内は特殊な制御装置を積んだED79しか通過できません。

なので一部を除いて電車は通過することは出来ません。

機関車にのみ装置を搭載できればいいので客車列車の強みが生かされた例です。

出典:本編より 蟹田駅に停車中・地元沿線の利用も多かった

現在この区間は北海道新幹線となり、快速海峡のような列車で風情ある旅は出来なくなった気がします。

出典:本編より 晩年に運転された「ドラえもん列車」

東北本線(一ノ関~青森)

出典:本編より 東北らしい1シーン

東北本線と言えばED75のイメージですが、

中にはEF81が北斗星の間合い運行で客車を牽いていました。

間合いという運用があったんだと見ていて感心しました。

出典:本編より 「北斗星」を牽引したEF81が昼間の客車鈍行を担当する

途中、特急「はつかり(583系)」に追い抜かされます。

特急とは違い、こちらは時間をかけてのんびりと走ります。

車内もどこかのんびりした様子です。

出典:本編より 東北のローカル線をのんびり走る1シーン

八戸線(八戸~鮫)

出典:本編より 東北本線のED75から非電化区間はDE10が担当する。

 

八戸駅では北上発鮫行き列車が機関車を付け替えます。

普通列車の中で機関車を付け替える唯一の列車でした。

6両の客車を従えて八戸線に入ります。

鮫駅に到着後、列車は折り返しとなります。

出典:本編より タブレット閉塞や行先サボを取り換えることは日常的だった

サボの付け替えやタブレットなどアナログ的な

懐かしい日常のシーンが収録されており、細かい場面が懐かしいです。

奥羽本線(山形~青森)

全区間にわたって客車鈍行が運転されていました。

その中でもほぼ全てにおいて50系レッドトレインが使用されていました。

出典:本編より 天童~山形間は特に利用が多い

中でも朝の上り、山形行きの列車は作品内最長の11両という長さです。

秋田発の「快速おもの川」などのサボも見られます。

出典:本編より EF81牽引の「快速ゆうぞら」

細かい所なのですが、当時は快速にも愛称がついていて、

川・山・地名が由来の列車名が多かったのも懐かしいです。

出典:本編より DD51が牽引するレッドトレイン

男鹿線にも客車鈍行はありました。

今ではキハ40形の4連が朝夕に走っていますが、こちらも来年度

までに無くなるようです。

羽越本線(新津~秋田)

羽越本線では当時日本最長の271.2㎞の秋田発新津行きという

羽越本線全線を制覇する列車の様子が収録されています。

出典:本編より 年季の入りようが国鉄型ファンの心をくすぐる

酒田では35分も停車するのですが、ここからビジネスマンの利用が多くなります。

出典:本編より 山形県に入るころには夕方です。

鉄道ファンに人気の最長距離列車と言えば滝川~釧路や岡山~下関でしたが

もし今でも残っていたならファンに人気になっていたかもしれません。

磐越西線(新津~郡山)

磐越西線では非電化区間の新津~会津若松をDD51形

電化区間の郡山~会津若松をED75・78形がそれぞれ担当していました。

重連運転や中山宿のスイッチバックの様子が短いながら収録されています。

出典:本編より 中山宿駅では客車列車のみがスイッチバックを行った。

和田岬線(兵庫~和田岬)

出典:本編より DE10形プッシュプル運転の旧型客車は臨時列車以外ではありえない組み合わせになりました。

兵庫駅から接続する山陽本線支線・通称「和田岬線」

現在は電車が走りますが、当時は旧型客車での運転されていました。

出典:本編より 旧型客車につり革、木製の床とアンバランスな車内

客車は両開きドアがあったり、ながの座席が殆ど取り払われ、つり革があったりと

ここまで通勤輸送に特化した客車列車は前例がないのでは?と思うほどです。

個人的には1番衝撃を受けました。

出典:本編より 見るとドアが開けっぱなしだったりフライングで降りたりと東南アジアのようだ

ご覧になる方には和田岬線を1番にオススメします。

播但線(姫路~和田山)山陰本線(豊岡~下関)姫新線(姫路~上月)芸備線(広島~三次)

播但線・姫新線・山陰本線はDD51によるレッドトレインが運転されていました。

出典:本編より 米子~下関ではこのような短い編成で走った。

 

特に12系を引く山陰本線普通列車のシーンが多くあります。

出典:本編より 鉄橋を渡る客車鈍行も優等列車に見えてくる

旧餘部鉄橋を渡る様子はもう過去のものです。

寝台特急出雲やキハ181系による快速も貴重な1場面です。

 

出典:本編より 山陰地区では朝夕限定での運用が見られた。

芸備線は広島~三次に朝夕限定で運転されていました。

お知らせ

いかがでしたか?

今回のレビューは長くなってしまいそうなのでこの辺りまでの紹介とさせていただきます。

私も客車列車が好きなのでこちらの作品はどこをとっても良かった、

ということだけでもわかっていただけたらと思います。

 

後編はこちらです。

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