今回は東海道線や横須賀線で活躍した113系・115系の作品についてレビューします。
こちらでは国鉄型が好きな方の他によく利用していた方にとっても懐かしいと思える内容になっています。
昔よく使っていたけど実際どんな車両なのか改めて知れる参考書的な1本です。
是非ご覧ください。
<!-- MoshimoAffiliateEasyLink END →
商品の詳細
作品基本情報
- 商品名: 旧国鉄形車両集 113系・115系直流近郊形電車
- 製作: テラダプロジェクト
- 発売日: 2005/07/21
- 価格: 3990円(税抜き)
- 収録時間:75分
- リージョンコード:フリー
作品の見どころ
113系は首都圏の中距離旅客用として開発された車両で、ボックスシートとロングシートの組み合わせになっています。これは後進のE231系・E233系にも受け継がれています。
各車両の機器や仕様など細かい説明がされていますが、ここでは割愛します。
主に東海道線・横須賀・総武快速線に投入され、全部で2900両以上が製造され、主要幹線の通勤輸送に使われました。
初期のタイプと後期タイプ型に分かれており、見た目ではライトの大きさや空調機の種類が違います。
関東に続いて、関西にも導入されます。東と同じ湘南色で今でも活躍していますが、基本的にJR西日本オリジナルの「単色化」塗装となっています。
作中では興味深い改善点が紹介されています。まず113系は中のシートが70mm拡大されています。
これは成人男性の体格が大きくなってきたのに合わせたものです。これにより一部シートの構成が変わり、車両端部の窓一も合わせて変更されています。
JR山陰本線と福知山線が電化され、113系が導入されました。その時基本4両編成だったものが、中間電動車に運転台をつける改造工事を行い2・3両編成での運転が実現しました。
このような処置は485系とは違い、閑散とする昼間の時間帯の対策のために行ったものです。
115系は山岳路線用に勾配用の抑速ブレーキや耐雪構造を採用しています。
勾配のある上越線や伯備線でその性能を発揮しています。4両編成を最低限とし、ローカル線区での使用を見据えて設計されたのかもしれません。
113系と同じく中間電動車の運転台取り付け工事が行われ、2・3両を基本に走っています。特にJR西日本では改造コストを削減するため角がある切り妻構造にしたり、103系のようなシンプルな外観・111系の機器を流用するといった工夫がされています。
実際に見たときは黄色い103系?と思うくらい、見た目が違うのが分かります。
67:00~ JR西日本の113系アコモデーション改造車両が紹介されます。
吹田工場では製造から20年未満の車両を中心に全面的なリニューアル工事が進められ、座席・つり革・窓枠・カーテンが新しくなりました。
中でも座席は転換クロスシートに取り替えられ、117系・223系と同等の車内設備となって山陽地区で活躍しています。
私も岡山で実際に乗ったことがあり、ボックスシートを予想したら転換クロスシートで、しかもシートがフカフカで乗り心地が良かったのを覚えています。
そして作品の最後は東海道本線で最後の活躍を収録しています。
今回通して見てみて
内容が濃く中々見応えがあり、関東・関西の方には馴染みが深いから映像も懐かしいかと思います。
メカニックの詳しい部分はかなり説明があったので1回見ただけだと理解するのに時間が掛かると思います。
何回も見て楽しめるな作品です。
さいごに
この他にも関連作品は出ていますので気になった方は検索されてはどうでしょうか?
この中に出てくる湘南色ですが今では新潟・岡山・しなの鉄道に1~2本ずつしかない状態です。
というよりも113系・115系自体が貴重になっているので、好きだという方は映像資料として視聴する価値はあるかと思います。