車両図鑑

間もなく引退!世界最大の新幹線 E4系MAX

突然ですが・・・新幹線といえばどの車両を思い浮かべるでしょうか?

はやぶさのE5のぞみのN700

昭和世代だと丸いフォルムの0200と人それぞれだと思いますが、中には全車2階建ての新幹線「MAX」を思い浮かべるという方もいらっしゃるのでは?

 

そんな「MAX」ことE4系が2020年度内までに引退することが決まりました。初代「MAX」の登場から25年で新幹線から2階建て車両が姿を消すことになります。

今回は残りわずかとなったMAXについて登場からの歴史と今後について特集します。

こんな方におすすめ

  • Maxがどんな新幹線なのか知りたいという方
  • 旅行や帰省にMaxに乗りたいがどこに座ればいいか悩む方
  • 引退前に乗りたいというマニアの方

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MAXとは?

Maxは世界初のオール2階建て新幹線。

1996年のデビューでそれまで新幹線で2階建てと言えば、100系ひかりの中間にある食堂車やグリーン車が連結されていた辺りが一般的でした。

 

そして、JR東日本がより多くの人を輸送できる画期的な新幹線をデビューさせます。それはE1系・愛称は「MAX」

大宮駅にて 上越新幹線のイメージカラー「朱鷺色」のラインが入る

ulti menity epress」からそれぞれの頭文字と、「最大」という意味のMAXを掛けた愛称が付けられました。

最高速度240㎞ 定員数1235名は2階建て車両としてはどちらも当時世界一の記録でした。

なぜ2階建てなのか

1990年代、宇都宮や高崎といったベットタウンから東京への通勤の需要が右肩上がりで増えていた頃で、新幹線で通勤・通学するのが当たり前になり始めていました。

そこで新幹線にも通勤電車のようにたくさんの人を運べる車両が必要となりました。

全ての車両を2階建てにすることで定員が増え、増え続ける新幹線通勤の需要に応えました。

主に平日の朝夕の「なすの」「たにがわ」を中心に、東北・上越新幹線ではビジネスマンの利用が多かった車両です。

E4系登場

その後、後継車となるE4系が登場します。

 

E1系と比べて、空気抵抗を少なくした先頭車に明るい車内や車内販売のワゴン用の昇降機が設置されるほか、東北新幹線内で併結して走ることを見込んで連結できるようになったなど機能面が大きく改善されています。

1編成あたり8両・定員817名、これが2編成連結することで1634となり、定員数において世界一の記録を塗り替えました。

現在では上越新幹線(東京~新潟)でとき・たにがわとして運転されています。

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引退の理由は?

引退の理由については様々あるので、それぞれ順に説明していきます。

老朽化

E4系はデビューから23年が経ちます。

一般的に新幹線車両の寿命は15~20年と言われているので時期的にいつ引退してもおかしくありません。

高速化に邪魔となる

MAXはその大きな車体の分、車両が重たいのではやぶさのように高速で走るのは難しいです。

引用:産経ニュースより  つばさと比べれば大きさは一目瞭然

また、乗り降りの時、デッキまで階段を使って行かなければならず、その上乗り降りがしづらい構造なのでそこで時間をロスしてしまうのも遅れの原因の1つです。

通勤需要が頭打ちに

引用:東洋経済オンラインより 通勤利用者は減少傾向にある

上の資料を見てもらえばわかるように2013~2019年の輸送力はほぼ横ばいでこれ以上増える見込みがあるかと言えばないでしょう。

新幹線の通勤需要が2010年代のピークを越えられず、今は減少しているとのことです。

少子高齢化や地方からの都心回帰が原因などと言われていますが、

「新幹線を使ってまで通勤したくない」という人が増えているのも事実です。

ポイント

沿線自治体の中には新幹線通勤の費用のうち50~70%補助してくれる制度があります。

場所によっては新幹線通勤の方がメリットが大きいということだってあります。

バリアフリー化できない車内

車内にはデッキから階段を使って入ります。

なので車いすでの利用が出来ません

引用:gallery41より

電車もバリアフリー化が進められる現代では時代にそぐわない車両は使いづらくなります。

また、全車2階建てという特殊性から故障や検査があれば替えが効きません。

 

この4つをまとめると

車両の老朽化をきっかけに通勤・観光を問わず性能やサービスが時代に合った車両に置き換える。

ということ、つまり・・・

MAX」の後継車は出さない 方針になるようです。

 

2021年にはE4系・E2系に代わってこちらのE7系が上越新幹線に投入されます。

MAXならではの楽しみ方

2階席の窓側

2階席から景色を見られるのは日本ではMAXだけです。

 

13号車の2階席はシートが3+3列で、シートが若干狭いです。

一方46号車の2階席は3列+2になっているので

乗られる方はシートに余裕があるそちらをオススメします。

1階席の窓側

2階席からは景色を楽しめますが、

1階からはホームが目線ぎりぎりのところを通過する様子が見られます。

1階席を好んで乗る人はいないので平日のラッシュを除けばいつでも空いています。

博物館でもMAXを見られる!!

現在、E1系は大宮鉄道博物館に

引用:railf.jpより

 

E4系は新潟市新津区新津鉄道資料館に展示されています。

他の車両と比べたり間近で大きさを体感していてはいかがでしょうか?

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アクセス

鉄道博物館

 

アクセス情報

所在地:〒330-0852 埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番

電車で来られる方:大宮駅でニューシャトルに乗り換え・「鉄道博物館前駅」より徒歩1分

休館日:毎週火曜日および12月29日~1月1日

新津鉄道資料館

アクセス情報

所在地:〒956-0816 新潟市秋葉区新津東町2丁目5番6号

  • 車の方 新津ICより車で5分
  • バスの方 新津駅より5分 「新津工業前」より徒歩1分
  • なお、土日には無料循環バスがございます。
  • 新津駅東口より無料レンタサイクルがあります。

さいごに

いかがでしたか

通勤用に開発された「MAX」が引退すれば日本から2階建て新幹線は完全になくなります

MAX」が引退するのも一言でいうと「時代の変化」が一番の理由でしょうか・・・

観光というよりは通勤用がコンセプトの車両ですが、

上越新幹線を利用されるときは思い出に乗ってみるのはどうでしょうか?



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