岡山県といえばどこをイメージするでしょうか?
「後楽園」「倉敷美観地区」「瀬戸大橋」といったところが有名ですが、それら海側とは反対側にある津山市をご存知でしょうか?
岡山県津山市の「津山まなびの鉄道館」に続いて、岡山県津山市を散策してみた時の様子をまとめました。
こんな方におすすめ
- 津山まなびの鉄道館のほかに観光していきたい旅行者
- 津山市のグルメやお土産品について調べている方
- シンプルに一人旅をしたい方
岡山県津山市について
黄色い場所が「津山市」 引用:おかやま晴れの国くらし より
岡山県北部にある津山市は人口10万人で鳥取県と接する中核都市です。
津山藩の城下町として栄え、今では岡山県の美作地区の中核都市となっています。一番人気な観光スポットが「津山城公園」です。
また交通のアクセスが良く、東京・京都・大阪から直通の高速バスで行く事が出来ます。

津山まなびの鉄道館 敷地内から撮影
「鉄道の街」の一面もあり、津山線・因美線・姫新線が津山駅から東西南北へ列車が向かう接続駅です。
グルメとしては牛肉・柿のほか、B級グルメのホルモンうどんと地元の小麦を使った「津山ロールケーキ」があります。
津山へ行くおすすめの列車
岡山~津山を結ぶ津山線・2016年から「みまさかノスタルジー」という観光列車が運転しています。
車両はクリーム地にオレンジのラインが入る国鉄時代の塗装を再現したこちらの車両です。
「昔の懐かしい列車」をコンセプトに昔ながらの雰囲気に近い様にリフォームされた車両です。
この塗装はかつて栃木県の烏山線や岐阜県の高山本線でも見る事が出来ました。
引用:映画「君の名は。」より
映画「君の名は。」で三葉の地元、岐阜で列車に乗るシーンで見覚えがあるかと思います。しかし今では日本でここ・津山線だけとなりました。
車内は国鉄時代の車内を再現した細かい内装です。
たとえば座席のシートが国鉄時代の青色のモケットだったり、屋根には扇風機が取り付けてあるところが特徴です。
座席には栓抜き用の突起があり、それを使えるようにビン入りのコーラが売られています。

国鉄のJNRのマークがついている扇風機
毎週土曜日に3往復が運転されています。
確実に乗りたい方は土曜日をオススメしますが、それ以外の平日でも普通列車として運転されることがあるので運が良ければ乗れるかもしれません。
私は津山へ向かう時、たまたま乗った車両がこの「みまさかノスタルジー」でした。その時は平日で乗客は少なくゆったりと乗る事が出来て良かったです。
ノスタルジーがリニューアル
この「みまさかノスタルジー」が2020年3月から「国鉄急行色」にカラーリングが変更されたリニューアル編成で運転されます。
🆕ノスタルジーはどれ狙っても来ないんで諦めて帰ろうと思いましたが、3941Dだけ待ってみようと待機していたら🆕ノスタルジーキタ━(゚∀゚)━!。ババ曇りですが坊主回避( ´∀`)。 pic.twitter.com/9UCa9NDwHh
— ぼん (@puipui2764) March 1, 2020
かつて走っていた急行形キハ58形を彷彿とさせるようなデザインで懐かしいと思う方は多いのではないでしょうか?

このようなイメージ
なお、前のカラーリングは1両だけ残っているので、そちらが好きな方はご安心ください。
津山の街並み
1時間ほどで津山駅に到着!
街を少し歩いてみると・・・
どことなく懐かしい雰囲気?乗ってきた列車よりリアルなレトロ感があります。
閉まっていましたが鉄道模型店には踏切の警報器や駅名標が見えます。
さすがは鉄道の街!
そんな駅の北側とは対照的に、駅の南側は新しい一軒家が目立つ住宅街で、交通の便もいいので結構住み心地のよさそうな街という感じでした。
名物・津山ホルモンうどん
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津山ホルモンうどんは焼うどんの具に牛ホルモンを使ったB級グルメです。
ホルモンうどんの起源は、江戸時代に津山で牛肉が積極的に食べられてきたことから来ています。
当時は牛肉を食べることは禁止されていましたが「食事」ではなく「薬」という名目で忍んで食べていました。
牛肉文化が根強い津山市の文化でお酒の〆として捨てるはずのホルモンを具にして出したのが始まりでした。
ちなみにホルモンの語源は「放るもん」つまり捨てるものから来ています。
昼食にB級グルメのホルモンうどんを食べました。
訪れたのは「いっぱい茶屋 東宝」
駅から徒歩3分という近さと、分かりやすく「ホルモンうどん」と書いてあったのでサッと入店します。
ホルモンうどんを注文
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出てくるとよく見る焼うどんの中にホルモンが入っています。醤油ではなくソース味なので湯気からソースの香りがして食欲がわいてきます。
食べてみるとアツアツで麺がおいしく、ホルモンは生臭いかとちょっと警戒しましたが臭いは気になりませんでした。全くしないわけではないですが新鮮なものを使っているようでとても美味しかったです。
ホルモンからも脂がでるので味にコクが出る反面、一皿食べると結構お腹いっぱいになるので普通サイズで充分でしょう。
メモ
- 津山ホルモンうどんは江戸時代から牛肉文化があったことから由来される。
- ソース味の焼うどんに牛ホルモンが具に使われる
- 臭みは無いわけではないが気にならない程度
- 1食分でかなりお腹いっぱいになる。
まとめ
- 津山のアクセスはバス・鉄道でも簡単
- みまさかノスタルジーは平日でも利用可能
- ホルモンうどんが美味しい
津山まなびの鉄道館に続いて津山市を特集しました。
岡山県のイメージと言えば倉敷や瀬戸大橋など瀬戸内海当たりのイメージがあって意識したことが無かったのですがまなびの鉄道館をきっかけにいい所だと実感しました。
街が落ち着いていて一人旅だとちょうどいいくらいに満喫できる感じがしました。
逆にこのまま埋もれてはもったいないので今回の記事が参考になればと思います。