青森県の弘前駅を中心に津軽地方を周遊できるフリーきっぷ「津軽フリーパス」の紹介です。
このフリーきっぷはJR線のほかに、弘南鉄道・津軽鉄道といった私鉄と弘南バスの各線を乗り降り自由。観光する時に便利な1枚です。
こんな方におすすめ
- 弘前市とその周辺を観光したい方
- 弘前駅を中心に乗り鉄したい方
- 平日に弘前に滞在する方
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津軽フリーパスについて
引用:JR東日本おトクなきっぷより
弘前駅を中心に津軽地方をフリーエリアとしたきっぷで、JRほか、私鉄の弘南鉄道全線・津軽鉄道は津軽五所川原~金木、そして弘南バスが乗り放題です。
利用期間は2日間でこちらは通年利用できるので曜日に関する縛りはありません。
五能線フリーパスで弘前まで利用し、弘南鉄道・弘南バスを利用して弘前市周辺を観光する時に便利な1枚です。
値段 | 大人:2,100円
子ども:1,050円 |
発売箇所 | フリーエリア内と秋田県内(東大館駅、十和田南駅、鹿角花輪駅を除く)・深浦駅、鯵ヶ沢駅にある
みどりの窓口・指定席券売機 びゅうプラザ・旅行代理店 |
利用期間 | 2日間 |
発売期間 | 通年 |
注意 | 弘南鉄道・津軽鉄道・弘南バスでは買い求めできません。 |
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値段と発売場所について
津軽フリーパスの価格は大人が2,100円、子どもが1,050円となっています。
利用期間は2日間、土日祝日を問わず、平日でも利用できます。発売場所についてホームページでは以下のように記載されています。
お求め・お問い合わせは、フリーエリア内、秋田県内(東大館駅、十和田南駅、鹿角花輪駅を除く)及び深浦駅、鯵ヶ沢駅にあるみどりの窓口、指定席券売機設置駅、びゅうプラザ、主な旅行会社へ。
引用:JR東日本津軽フリーパスより
フリーきっぷは大抵がフリーエリア内でしか発売されないものですが、津軽フリーパスはフリーエリア以外でも購入可能なのがうれしいポイントです。
ただし、JRでしか購入できないようで、津軽鉄道や弘南鉄道・弘南バスで買うことができません。あらかじめJRの駅で買うようにしましょう。
購入時のポイント
- フリーエリアのほか、秋田県内の駅でも購入可能
- 曜日の指定がない
- JR以外の駅では購入できない
フリーエリアの路線について
フリーエリアの路線は全14路線。弘前市を重点的に観光する時に買っておくとすごく便利です。路線は以下の通り。
津軽フリーパス対応路線
JR
- 奥羽本線:碇ヶ関~弘前~青森
- 五能線:川部~五所川原
弘南鉄道
- 弘南線:弘前~黒石
- 大鰐線:中央弘前~大鰐
津軽鉄道
- 津軽鉄道線:津軽五所川原~金木
弘南バス
弘前市エリア
- 弘前市内循環線
- 弘前BT~西目屋村役場
- 弘前BT~獄温泉
- 弘前BT~黒石駅前
- 弘前BT~碇ヶ関駅前
黒石市エリア
- 黒石市内循環線
- 黒石駅前~大川原
- 黒石駅前~虹の湖公園
五所川原市エリア
- 五所川原市内循環線
津軽フリーパスで行ける観光スポット
津軽フリーパスのフリーエリアで観光できるスポットで、実際に行ってみた場所をいくつか紹介します。
津軽地方を観光する時の参考になれば幸いです。
のっけ丼
青森駅から徒歩7分の所にある「青森魚菜センター」の名物。「のっけ丼」は自分が好きなネタを買って作れる海鮮丼で、海が近い青森市ならではの新鮮なネタが味わえます。
画像は私が食べた時のもので、マグロ・サーモン・イカといった定番のほか、秋から冬にかけて旬なホタテ・関東では珍しいヒラメやタラの昆布締めとカニのほぐし身を盛りました。
営業時間は朝7時から夕方4時まで。混雑のピークが昼頃なので朝方に来店するのがオススメです。
また、棒鱈や鮭とばといった酒の肴に人気の乾物が、安く売られているところもポイント。お土産に買っていくのも良いでしょう。
盛美園
青森県平川市にある国指定名勝・盛美園。鮮やかな紅葉が映える日本風の庭園と、西洋の館のような建物が同じ敷地で同在する、日本でもここでしか見られない庭園です。
盛美園はスタジオジブリ製作のアニメ映画「借りぐらしのアリエッティ」の舞台のモデルとなった場所で、その特徴が随所に見られます。
弘南鉄道弘南線・津軽尾上駅から徒歩10分ほど。このように紅葉がとてもキレイなので10月下旬~11月上旬に訪れるのがオススメです。
※11月24日~翌年4月上旬まで閉園。ご注意ください。(盛美園公式HPより)
大鰐温泉
青森県南部の温泉街。大鰐(おおわに)温泉と言います。旅館やホテルがあるだけでなく公衆浴場があり、日帰りで利用することができます。
私は日帰りでこちらの「大湯会館」を利用しました。
大鰐温泉街には9つの共同浴場があり、その中でも最も歴史がある浴場です。
入浴料が大人200円・こども80円とかなり安く、源泉かけ流しなのが特徴です。2020年6月にリニューアルした建物の中にはお風呂のほかに休憩スペースがあるので、1時間ほどゆったりと過ごせます。
アクセスはJR奥羽本線で弘前駅から大鰐温泉駅まで約10分・弘南鉄道大鰐線で中央弘前駅から大鰐駅まで約30分です。
※JR大鰐温泉駅と弘南鉄道大鰐駅は同一の場所にあります。ただし改札が分かれているのでご注意ください。
津軽地方でつかえるフリーきっぷ
津軽フリーパスのほかに、「あおもりホリデーパス」と「五能線フリーパス」というフリーきっぷをかんたんに紹介します。
青森県内をさらに観光するなら、この2枚をどちらか持っておくと便利です。
あおもりホリデーパス
引用:JR東日本おトクなきっぷより
青森県内の主要都市をフリーエリアとする土日祝日限定で発売されるきっぷです。
五能線フリーパスが青森駅までなので、そこから津軽線で津軽半島まで、または青い森鉄道で八戸や大湊線に乗り換え下北半島へ観光する時に便利な一枚です。
値段 | 大人2,520円
子ども1,260円 |
発売箇所 | フリーエリア内の
みどりの窓口・指定席券売機・びゅうプラザ 主な旅行代理店 |
利用期間 | 土日祝日 |
五能線フリーパス
引用:JR東日本おトクなきっぷより
五能線フリーパスは秋田~青森を五能線経由のルートを中心にしたフリーきっぷです。
五能線フリーパスの有効期間は2日間。発売期間は「通年」なので、土日のみといった日にちの制限がありません。平日でも利用できます。
五能線フリーパス | |
値段 | 大人3,880円
子ども1,940円 |
発売箇所 | フリーエリア内の
みどりの窓口 |
発売日 | 通年 |
有効期間 | 2日間 |
利用可能な列車 | 普通列車・特急・リゾートしらかみ |
注意事項 | 特急・リゾートしらかみは別途特急券・指定席券が必要 |
津軽フリーパス・まとめ
津軽フリーパスの紹介でした。解説した内容をまとめるとこのようになります。
- 2日間で2,100円・曜日指定なし
- JR・私鉄・バスが乗り降り自由
- 弘前市のほか、青森・五所川原・黒石の各エリアを巡れる
東北新幹線新青森駅から弘前駅まで電車で30分程度、青森駅周辺も含め旅行に便利な1枚です。
弘前へ旅行に行かれるときにぜひ利用してみて下さい!