新幹線を使うシーンは人生の中で何回あるでしょうか?
帰省・旅行・仕事など結構多いよ!という方は
座席についてイラッとなるシーンがあると思います。
今回は自由席でのルールに引き続き新幹線の座席のルールで
これはハッキリしたいというポイントを考察していこうと思います。
初めて新幹線を利用する方や
新幹線以外の特急列車でも応用できます。
是非こちらの記事を参考にして座席のトラブルを回避しましょう!
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リクライニングについて

引用:東洋経済オンラインより
これはトラブルになりやすい元です
トラブルにならなくても思い切り倒してこられたら
窮屈でイライラしながら乗る羽目になりそうですよね
実際どうなのか
全体の8割弱が非常識と思うようです。引用:しらべぇより
もめる理由としては「前の席の人がリクライニングを勝手に倒してくる」ということなのですが
では勝手に倒されると誰でもイライラするかと言えばそうでもないんです。
10代・20代の若者世代にしたら
倒していいですかと聞かれることが煩わしく思い
別に声をかけなくていいという意見が目立ちます。
一方4・50代のビジネスマンは
「倒すときに一声かけるのは常識だ」と思う人が大多数なので
意見が二極化しています。
「リクライニングシートを思いっきり倒されると、当然後ろの人間はスペースが狭くなる。いい気分はしないですよ。一声掛けられたって『ふざけんなよ』と思う。
でも、声をかけてくる人は常識を持っているので、だいたい少ししか倒さない。逆にすごく偉そうなオジサンや子連れなどは、思いっきり倒してくる。
そもそも、後ろの人間が不愉快に思うほど倒れるシートが問題。早急に改善してほしい」
しらべぇより
このように倒すことは良いとしても倒す角度で印象が大きく変わってきます。
新幹線の座席は座ると感じるのですが座面とはほぼ直角です。
しかもせいぜい2時間~4時間は座っていかなければならないので
直角の座席で長時間座っていけるでしょうか?
その不快感を緩和できるのがリクライニングなのですが
後ろの人にとって背もたれを倒されるとどのようなデメリットがあるのでしょうか?
1.テーブルが近くなる
リクライニングを倒すとテーブルとの距離が近くなってしまいます。
テーブルを駅弁など飲食に使う人以外にも
パソコンやタブレットで仕事をする人は多いです。
特に東海道新幹線など
背もたれを倒すことでパソコンでの仕事がしづらくなるので
倒されることをよく思わない人がいるのは確かです。
2.トイレに行きづらい
当然ですが背もたれを倒した分だけ座席間のスペースが狭くなります。
何時間も乗っていればトイレにも行きたくなります。
窓際の人にとっては行きづらくてしょうがないはずです。
トイレに行きづらいのが理由として考えられます。
ここからは私の意見ですが
新幹線の車内は誰もが利用できる公共スペースです。
公共の場でのマナーはわきまえないといけません。
なので背もたれを倒す際一声かける事は「マナー」といえます。
しかしリクライニングを使用する権利はその座席に座っている人にあり
倒すときに一声かけてもなお「ダメ」と後ろの席の人が言うのは違うのではないかと思います。
リクライニング自体最大限に倒すと30度は傾けられます。
ここまで傾けるとさぞ快眠できるでしょう。
しかしさすがに最大限に倒すこともないしかえって気が引けます。
殆どの新幹線車両では座面をスライドさせる事が出来るので
リクライニングは倒してもせいぜい10~15度で充分です。
以上が私の意見でした。
実際どちらが正解なのか?
JRによるとお客様同士の譲り合いやお声がけなどでご利用いただきたい
JR東海より
あくまでJRがルールとして定めているわけではなく
お客さん同士でうまく対処してほしいということです。
結論
-
- 一声かけるのは「承諾」ではなく「予告」である
- どんな不愛想な返しをされそうでも必ず一声かけるのがマナー
- 後ろの席の人に拒否権は存在しない
- 倒す角度は10~15度程度、最大限倒さないこと
座席のひじ掛け
これは背もたれと違いもっとややこしい問題・・・
というか考えたことすらなかった問題でした。

引用:so-netブログより
でも確かに2人掛けの席の真ん中に1本ひじ掛けがあるだけで
これについては窓側・通路側どっちに使う権利があるのか
気になって眠れない夜を過ごしました。
ひじ掛けを2つ使ってドカッとふてぶてしく座る人たまに見かけますよね?

引用:boketeより
悪いわけではないんですがなんか感じ悪いですよね。
JRの回答は?
「特にどちらの座席のものなどということはありませんので、ゆずりあって使っていただけたらと思います」
JR西日本より
まあ、想像通りの答えでした。
グリーン車ならひじ掛けが大きいからそんなことでいちいち気を揉むことはないんですが
いかんせん普通車のあの細いひじ掛けの権利は明確にならないでしょうか?
ひじ掛けは「上座」の窓側のもの?
実は座席には上座と下座があるのをご存知でしょうか?
窓際の座席が「上座」で通路側が「下座」となっています。
そしてひじ掛けは窓とは反対側のひじに近いひじ掛けを使うことになっています。
つまり上座である窓際の人に利用する権利があります。
(参考:2018年7月 日経新聞より)

引用:中谷社会保険労務士事務所HPより
なるほど!電車の座席に上下があるのは知らなかったですが窓際が上座というのは納得できます。
・・・しかし、これを読んで窓際の席が両方使えることに納得できる読者がいるとは
到底思えないので改めて調べなおすことに
そもそもひじ掛けなのか?
ここで問題の根本を振り返ることに
するとこんな考えが!
「座席の真ん中にあるひじ掛けは本当にひじ掛けなんでしょうか?」
確かにひじはかけられますが実は上にあげると収納できるので
あってもなくても別に問題ないように思えるのですが
と思っていたらこのような記事が
https://sirabee.com/2018/02/15/20161505781/
その中で「あれはせきを分ける仕切りだと思っていただきたい」と
芸人のゆりやんレトリィバァが発言します。
確かに!
あれは自分の座席というテリトリーを確保するための仕切り棒だと
解釈すればお互い納得できますね!
今後は「ひじ掛け」ではなく「仕切り」として定着していけば
問題解決できるはずですがいかがでしょうか?
結論
- 特に使用権は誰のものでもない
- 窮屈に思う・思わせるならお互い使わない
- あれはひじ掛けでは無くて仕切りだと解釈する
- ビジネスで利用するときは上座・下座を意識して上座に使わせる
さいごに
いかがでしたか?
書いていて思ったのが新幹線は車内のルールについては
お客様まかせで規制がユルユル過ぎな印象だということ
声には出さなくてもかなりストレスがたまりそうなことばっかりだなと
思って余計イライラしてしまいました。
今回の記事が参考になったよという方はぜひ拡散してください。
またこんな問題もあるよという方は問い合わせでコメントしてください
よろしくお願いします。
参考
日本経済新聞
しらべぇ(https://sirabee.com/2018/07/25/20161719014/ https://sirabee.com/2018/02/15/20161505781/)
Yahoo知恵袋
JR東海公式HP