旅行

通学も観光もどっちも便利な 仙山線について(駅編)

前回は仙山線について紹介しました。

前回の記事はこちらからどうぞ↓↓

今回は仙山線の魅力を駅ごとに掘り下げていこうと思います。

 

特に観光で仙山線を利用される方には参考になるはずです。

ぜひご覧ください。

仙山線の駅ごとに紹介

仙山線は仙台~山形で20駅あります。

仙台~愛子の間は住宅街が広がり、学校や企業が多いので

通勤・通学のイメージがあります。

そこから山形までは観光地が多く新幹線から乗り継いで利用するかたが多いのも

特徴です。

それでは駅ごとに見てみましょう!!

仙台駅

仙山線の始発駅で東北新幹線の他

東北本線・常磐線・仙石線・市営地下鉄が発着する東北一の規模の駅です。

今まで通路として機能していた東口を中心に改装され、大規模なS-PALが入ったほか

2階には仙台名物牛タン・寿司・海鮮丼の店が並んでいます。

駅前には大学や予備校があるので駅は学生で賑わいます。

 

仙山線は7・8番線から発車します。

 

始発にもかかわらず発車の5~10分前に入線するので

ホームに長蛇の列が出来ることは日常茶飯事です。

 

発車後、しばらく東北本線と並行し、その後高架で線路をまたいで進路を変えます。

 

そこで最初の駅が

東照宮駅

東照宮と言えば徳川家歴代将軍を祀った日光東照宮が有名ですが

実は東照宮と名の付く神社は全国で508か所ありそのうちの1か所が仙台東照宮なのです。

引用:みやラボ!より

詳しくはこちらを参照ください

住宅地に一面だけあるホームがローカル線のように見えますが

実際は利用者が多く一駅だけの利用者も割といます。

北仙台駅

仙山線の全列車が停車する最初の駅

駅前はマンションや専門学校が見える程度で至って普通です。

実際は東北大学農学部の最寄り駅で資格の試験会場として使われるため

土日関わらず学生の利用が多いです。

 

仙台市営地下鉄南北線と接続し、泉中央方面へアクセスする拠点の一つでもあります。

 

列車は北仙台を出ると丘陵地帯を走ります。

イメージ  引用:DVD 旧国鉄型車両集キハ58系気動車

かつてキハ58系「急行あさひ」はこの勾配を登るために途中駅には停車しなかったそうです。

北山駅を過ぎて次に停車するのが

東北福祉大前駅

仙山線の駅では最も新しい駅で開業したのは2008年です。

引用:東北福祉大学公式HPより

福祉大の学生は北山駅か国見駅を利用していましたが

道のアップダウンが大きいのと生活道路内での危険行為が問題となり

大学側の請願で100%大学が出資することを条件に設置されました。

駅を降りると目の前にキャンパスがあるので学生の利用が非常に高いです。

まぁ当然ですが…

 

ちなみにこちら「ステーションキャンパス」内には

仙山線の他、宮城の鉄道の歴史を展示した「鉄道交流ステーション」が併設され

学生以外でも利用する事が出来ます。

開館時間 10:00~16:00
入場料 無料
定休日 日・月曜日・祝日
アクセス 東北福祉大駅下車徒歩1分
HPサイト https://www.tfu.ac.jp/rmlc/index.html

定期的に企画展示が行われます。

 

その後国見駅に到着、列車の交換を行います。

国見駅周辺には福祉大の他大学が集中しているので学生の利用が多い駅です。

 

そして列車は小高い丘の上を走ります。

カーブが多いので高速化できないところがネックです。

マンションなどの住宅が一番目立って見える葛岡駅・陸前落合駅を過ぎるとまもなく

愛子駅

愛子と書いて「あやし」と読みます。

 

何気に難読な駅名の愛子駅

関山街道の愛子宿が名前の由来です。

 

 

2面3線で愛子駅行きの列車が1時間に2本

山形行きも全列車が停車します。

 

快速・山形行きに乗った乗客もここまでで半分に減ります。

 

愛子駅を発車すると住宅街から段々田んぼが見えるようになり

陸前白沢駅を過ぎると民家がまばらになってきます。

同じ仙台市内でもかなり差が広がって見えます。

熊ヶ根駅

駅自体は無人駅で駅前にあるのが「セブンイレブン」のみという

大都市圏ならないクオリティですが陸前白沢~熊ヶ根の「第2広瀬川橋梁」は有名です。

この鉄橋は高さが52ⅿもあるトレッスル橋

1931年に建設され、現在ではトレッスル橋の中では日本1の高さとなっています。

かつての日本1は山陰本線の余部橋梁  引用:DVD 客車鈍行より

 

 

通過するときに下を見ると吸い込まれるような高さは大人でも若干怖いし

「ガタンガタン」の音が響いて聞こえるのが一瞬だけど迫力がある名所です。

休日は通過前に車掌がアナウンスで説明をしてくれます。

なので窓にずっと張り付く必要はありません。

作並駅

作並温泉やニッカウヰスキーの工場への最寄り駅

駅舎には大きなこけしがあるのが特徴です。

 

作並駅は日本で初めて交流電化試験を行った場所として有名です。

駅構内には交流電化記念碑があるほか蒸気機関車時代の転車台があるのは

かつて作並駅が機関車の拠点となっていたことが見て取れます。

この他第2広瀬川橋梁・仙山トンネル・山寺駅の転車台は

日本土木遺産」に認定された鉄道建築として価値のあるものが

多く見られるのは土木マニアには是非見て頂きたいです。

 

作並からは仙山トンネルに入るまで森林を縫って走って行きますが

一応ここも仙台市内です。

 

作並~面白山高原は携帯電話が圏外になるので

ただただヒマをもてあそぶことになります。

スマートフォン以外の暇つぶしできるものを持っておくといいでしょう。

そんな中次に停車する駅は

奥新川駅

 

山の中にある不自然な駅

2線あるので列車の交換も兼ねて停車することがあっても

人家の無い山の中で降りる客がいません。

 

かつて新川鉱山への最寄り駅で新川地区には

作業工が住む集落があった名残で駅前には民宿・定食屋の跡があったりします。

今は秋桜が咲く一帯をトレッキングコースがあるのですが

今までだれかが下りたのを見たことが無い・それが奥新川駅

 

そして仙山線は県境を越えるため5316ⅿもある「仙山トンネル」を抜けていきます。

建設当時は上越線清水トンネル・東海道本線丹那トンネルに次いで3番目の長さでした。

その仙山トンネル内には途中鉄橋があり、目では確認できませんが

ジョイント音が明らかに響いて聞こえる場所があります。

トンネル内で県境を越えて最初の駅は

面白山高原駅

長さ5㎞越えの仙山トンネルを越えて最初の駅が「面白山高原駅」

仙山トンネルを抜けてすぐの場所にある駅

面白山高原は宮城県側から見るとその面(おも)が白(しろ)い

様子から面白山(おもしろやま)と名付けられたのが由来です。

 

なので別におもしろいのが理由ではありません。

かつて駅とスキー場を結ぶリフトが動いていた

かつてスキー場があり、列車を降りてすぐにスキーが出来る駅でした。

今はスキー場は閉鎖

秋には紅葉狩りやコスモス観賞にトレッキング目的で訪れる人が

ちらほらいる程度で生活圏の駅ではないです。

このように紅葉がキレイな場所で11月が見頃です。

山寺駅

 

松尾芭蕉が奥の細道で訪れた立石寺への最寄り駅

駅舎は日本の駅100選に選ばれたことがあります。

山形市内でSuicaが使える数少ない駅(あとは山形駅)

 

風光明媚な観光地で1年を通して観光客が利用しています。

また近隣市町村からの利用が多く仙台への玄関口は山寺駅という認識です。

駅前にあるそば屋「焔蔵」 山形名物冷たい肉そばや玉こんにゃくが味わえる

理由は観光地だからか駅前に個人経営の駐車場が沢山あり

車社会の山形県民には駐車場がある駅として重宝されています。

 

一日500円でTimesみたいにゲートがあるわけでなく集金箱かバンパーに直接置くと

回収されるという田舎ならではの信頼される集金システムで成り立っています。

 

山寺と言えばジブリの映画「おもひでぽろぽろ」の最後の場面で急行に乗って帰るシーンの

舞台でしたが

引用:おもひでぽろぽろ 本編より

それ以外にも藤子・F・不二雄作SF短編マンガ「山寺グラフィティ」の舞台として

主人公が山寺駅から降りるシーンから始まります。

どんな内容なのか・・・

気になるので今度読んでみます。

 

列車は一気に勾配を下って「おもひでぽろぽろ」の高瀬駅・楯山駅を過ぎ

田んぼが見えると停車するのが

羽前千歳駅

奥羽本線との接続駅で新庄方面への乗り換えが案内されますが

山形駅で乗り換えた方が色々便利です。

ホームの向かって東側が仙山線・西側が奥羽本線で

駅を発車すると線路がクロスし、場所が逆転します。

羽前千歳駅構内のクロス部分 線路幅がわずかに違って見える

これはそれぞれレール幅が違うので線路を共有できないのと

北山形駅で仙山線は西からくる左沢線の列車と共有するのでこのような仕組みが見られるのです。

狭軌の仙山線は仙台へ向かうため平面クロスをまたいでいく

さいごに

いかがでしたか?

こうしてみるとなかなか派手なところは見当たらなかったのですが

マニアなら気づく・分かるといった細かいスポットや

ぶらっと訪ねてみようかくらいの感覚で訪れる場所が多いので

仙山線に乗ったことが無い人もいつも乗っているけど

途中で降りたことが無かったなという人は少し視点が変わって

楽しめると思います。それでは!




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