旅行

菜の花と昭和の懐かしい鉄道 いすみ鉄道とキハ52

 

みなさんにとって「昭和の鉄道」といえばなんでしょうか?

たぶんSLを思い浮かべる方が多いかと思います。

 

しかし、SL以外の昭和の鉄道で人気の路線があります。

それが千葉県の第3セクター「いすみ鉄道」です。

 

いすみ鉄道では春になると菜の花が咲くことで有名なだけでなく、

製造から50年以上がたつ元国鉄型のディーゼルカーが観光列車として走っています。

 

今回は昭和の懐かしい鉄道で人気のいすみ鉄道とキハ52を紹介します。

ぜひ最後までお付き合い下さい。

 

こんな方におすすめ

  • インスタ映えする写真を撮りたい女性の方
  • もう一度あの懐かしい国鉄型車両に乗りたい!と思う方
  • 東京から1時間程度の場所で花見を計画している方

 



いすみ鉄道とは?

千葉県大原~上総中野を結ぶ全長27㎞弱の第3セクター路線です。

国鉄木原線を受け継ぎ、現在まで30年経営されています。

 

いすみ鉄道を語る上で外せないのが菜の花」です。

3月下旬~5月上旬まで沿線に無数の菜の花が咲きます。

 

鮮やかな黄色い花はいすみ鉄道のイメージカラーでもあり車両も菜の花色に統一されています。

 

最近ではインスタ映えすると話題になり観光に人気が高まっていますが、この菜の花のキレイさを見れば納得でしょう。

 

そして、元国鉄形車両「キハ52」と「キハ28」が動態保存されている日本唯一路線でもあります。

 

フォトジェニックスポット

東総元駅

3月に撮影 後ろの桜が咲く時期が1番キレイに撮影できる

駅から徒歩五分の場所で列車はカーブを曲がってやってきます。

 

列車の手前には菜の花、奥には桜が花を開くため黄色とピンクと緑のコントラストがキレイに映える撮影場所です。

人家が少なく、4月にはこのように菜の花の黄色・桜のピンク・国鉄色のキハ52+28の写真が撮れます。

 

城見が丘駅

沿線には菜の花が鈴なりに咲いている

ホーム先端から撮影

陸橋からホームまでの間で菜の花の中を走る列車の様子が撮れます。

 

もこもこと咲き乱れる菜の花の中を小さいディーゼルカーがゆっくり走る姿は現実離れしたロマンチックさがあります。

ただし、望遠が必要なのでスマホでの撮影には向いてません。

 

国吉~上総中川「第二五之町踏切」

いすみ鉄道で最も有名な撮影地です。

菜の花は少ないですが、周りは畑で人家が無いので邪魔にならずキレイな構図で撮る事が出来ます。

遮断機の無い小さな踏切もローカル線らしい味があります。

 

ここまでは国吉駅から徒歩で25分

国吉駅ではレンタサイクルがあるので利用することをオススメします。

注意

注意

菜の花内への立ち入り三脚の設置が目立っています。

「立ち入り禁止」と注意書きがある場合、指示に従いましょう。

また警報や遮断機が無い踏切があるので線路内への立ち入りは危険です。

撮影の際はマナーとモラルに配慮した行動を心がけましょう。

 

 

昭和の懐かし車両「キハ52」と「キハ28」

いすみ鉄道では国鉄型のキハ52とキハ28が走っています。

2011年4月29日より運転を開始(昭和の日なのは偶然)

 

この車両はかつて日本全国で乗る事が出来た昭和のローカル線では代表的な車両でしたが、

今ではいすみ鉄道でしか乗る事が出来ません。

主に土日・急行として大原~大多喜・上総中野で運転されています。

料金 運賃+急行料金
急行料金 大人:300円  こども:150円
運転日 土日祝日
備考 大多喜~上総中野は普通列車として運転

急行料金は不要

 

車両の紹介

キハ52

キハ52 山岳ローカル線用に開発された気動車 雪国仕様の箇所があえて残されている

JR西日本より譲渡された1両

大糸線糸魚川~南小谷で活躍しました。

 

座席はセミクロスシート

モケットは国鉄時代の青いものに変えられたほか、座席の栓抜き・二段窓など当時の様子を保っています。

 

路線図や料金表が大糸線時代のものをあえてそのままにしているのもファンにとってはポイントが高いです。

 

「カランカラン」という独特のエンジン音も魅力の一つとして保存したのは元社長のこだわりによるものです。

 

大糸線時代の活躍はこちらに書いてあります。

 

キハ28

キハ28 かつてキハ58系の一つとして日本全国で見られた形式

JR西日本の高山本線猪谷~富山で運転された車両です。

クリーム地に赤い帯という「急行色」が完全に再現されています。

 

かつて日本全国で急行列車として活躍したファンに人気が高い車両で、こちらも日本ではこの1両だけとなっています。

この車両では「レストランキハ」としていすみ市名物「伊勢海老」の料理を楽しめます。

 

予約はJTBまで

いすみ鉄道のお得きっぷ

1日フリーきっぷ

いすみ鉄道全線で使える1日限定フリーきっぷです。

フリーきっぷ基本情報

  • 平日大人1200円 小人600円
  • 休日大人1500円 小人750円
  • 発売は大原駅・大多喜駅券売機 車内乗務員まで

 

1枚買うと全線往復利用するだけでも元が取れます。

房総横断記念乗車券

大原駅~五井駅まで利用できるフリーきっぷ

終点上総中野駅で小湊鉄道線と接続し房総半島を横断する事が出来ます。

上総中野駅で並ぶ小湊鉄道線(左)といすみ鉄道(右) 2社を使って房総半島を横断できる

きっぷについて基本情報

  • 大人1700円 小人850円
  • 有効期間1日
  • 途中下車可能(ただし後戻りをしてはいけない)
  • 大原駅・大多喜駅券売機 車内乗務員まで

注意

  • 1度でも利用したら後戻りする事が出来ない(例えば大多喜駅から五井駅方面へ行くとき途中下車したら大多喜駅方面へ戻ることは禁止)
  • 上総中野駅では列車の本数がかなり少なくなっています。接続には注意してください。



アクセス

電車で来られる場合

外房線大原駅で乗り換え・千葉駅・蘇我駅から乗り換えてください

東京駅から大原駅まで 特急わかしお利用 70分
京葉線利用で蘇我駅乗り換え 94分
総武快速線利用で千葉駅乗り換え 96分
東京駅から五井駅まで 特急さざなみ利用 42分
京葉線利用で蘇我駅乗り換え 68分
五井駅から上総中野駅まで 小湊鉄道経由で 96分

 

バスで来られる場合

東京発~市原鶴舞BT経由~勝浦行き バス停から大多喜駅まで徒歩16分
107分
シナガワグース・羽田空港発~大多喜行き 同上 85分

 

車でお越しの場合

大原駅・国吉駅・上総中野駅に無料駐車場があります。

台数に限りがあります。

また大多喜駅付近に町営駐車場(有料)があります。

 鳥塚社長が抱いたいすみ鉄道の再生

いすみ200形 現在は引退している

いすみ鉄道は三セクに転換後も収益が上がらずこのまま廃線になるほどの危機でした。

 

そこに先代の社長である鳥塚亮氏が就任しました。(現在はえちごトキめき鉄道の社長)

 

いすみ鉄道の起死回生策として観光列車を計画します。

鳥塚亮元社長の熱意によりキハ52の動態保存が実現した 引用:greenz.jpより

そんな矢先、2009年に大糸線でキハ52が引退すると聞いた鳥塚氏は

いすみ鉄道で走らせれば懐かしんで客が来るんじゃないか!」と確信しました。

糸魚川駅にて こちらの125号機がいすみ鉄道に譲渡された

実際に金沢へ赴き、3両の中でも状態のいい「125号機」を譲渡してもらうことになりましたが、

製造から50年近くたっているうえ、手続きに時間が掛かり、いすみ鉄道に来るまで半年間放置されたのでもはやボロボロといった状態で修復作業に取り掛かります。

 

その後、塗装の変更、エンジン部の亀裂の修復や線路の補強など、JR西日本からの支援は全く受けられない条件でなんとか走行まで出来るようになります。

 

鳥塚氏はこう語ります。

我々おじさん世代が乗った鉄道と言えばこういった国鉄型の車両で

50代にとってSLと同じくらい思い出に残る車両といえばキハ52なんです。

よく旅行の時に乗っていた車両で、停車中にふっと窓を見てると聞こえてくるのが

DMH17のカランカランという音でした。

想い出の中にある車窓の風景のBGMは絶対DMH17のエンジン音だったので

どうしても残したかったです。

国鉄型の車両っていうのは里山の風景によく合うんです。

いすみにいけば山の中をキハ52が走ってる。

それを求めてやってくるお客さんがいるはずだと思ったんです。

インタビューより引用

 

 

導入時は

「こんなボロを走らせて本当に大丈夫か?」

「縁もゆかりもないこの場所に走らせる価値はあるのか?」

といった周りの不安がありましたが

デビューと同時にそんな不安を一気に吹き飛ばします。

国吉駅内に留置されるキハ30形 JR東日本から譲渡 運転までの資金はクラウドファンディングで募集される

その後、キハ28形を追加投入、キハ52の塗色を首都圏色に変える等、4・50代のオールドファンを楽しませました。

 

そのくらい人気となり、特に春には菜の花や桜が咲く沿線で鉄道ファンが写真を撮るために訪れます。

(参考:BSフジ 鉄道伝説より)

まとめ

  • 東京からバス・電車で1時間30分弱で乗れる
  • 菜の花の見ごろは3月~5月
  • 土日には懐かしい国鉄型列車が走る
  • 小湊鉄道からアクセスできるフリーきっぷがある
  • 菜の花を踏みつぶさないようマナーを守って撮影すること
  • 東京から近いフォトジェニックスポットとしてオススメする

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さいごに

いかがでしたか?

東京からも近いので春だけでなくても行きやすい路線かと思います。

オールドファンなら分かる国鉄型気動車の魅力もあるでしょうが菜の花が咲く景色はそれだけでも見る価値があります。

今年の春にはインスタ映え目指して乗ってみてはいかがでしょうか?



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