豆知識コラム

知っておくと便利 新幹線より安く移動できる特急列車 東海・九州編

通勤やビジネスの他に旅行や帰省で新幹線を使う人は多いです。

新幹線のメリット

  1. 速い
  2. 本数が多い
  3. 乗り降りが便利

 

 

このように電車通勤や旅行に新幹線を使う人には大きいメリットですがデメリットは・・・

新幹線のデメリット

  1. 高い
  2. 休日にはすごく混む
  3. 場所によってはそんなに速くはならない

 

今回は新幹線と区間が重複する特急列車の中から6つ紹介します。

こんな方におすすめ

  • 新幹線での混雑を避けたい方
  • 新幹線より特急料金を安く抑えたい方
  • 旅行で新幹線を使わない上級者

鉄道旅行に合わせて読みたい!

鉄道旅で持っておきたい 6つの便利アイテム

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取り上げる特急について

今回比較するにあたってこの条件にあてはまる特急列車をチョイスしました。

ポイント

  • 新幹線と並行して走る区間があるJRの特急列車
  • 新幹線と並行して走る区間がある私鉄の有料特急列車

そしてその条件に当てはまったのが以下の特急列車。

  1. きらめき・ソニック
  2. かもめ・みどり
  3. ひだ
  4. しらさぎ
  5. 名鉄パノラマスーパー

 

の7つです。まずは・・・

きらめき・ソニック 小倉~博多

きらめきはJR九州鹿児島本線の門司港と博多を結ぶ特急で運転距離が短い列車です。

重複する山陽新幹線とは会社の管轄が違うのでこのような特急が生まれました。

そしてソニックは博多~大分を結ぶ特急列車で大分方面へ向かう路線までの博多~小倉が新幹線と重複しています。

基本的に博多を起点にしています。

新幹線 きらめき ソニック
所要時間 15分 51分 43分
料金(運賃+指定席料金) 1170円+2490円 1310円+1050円 1310円+1050円
両数 8~16両 4~8両 6両
停車駅 なし 戸畑・八幡・黒崎・折尾・赤間・東郷・福間香椎・吉塚 黒崎・折尾
本数 107往復 上り11本・下り6・7本 27往復
その他 自由席520円 博多~南宮崎のにちりんシーガイアも本数にカウント

差額は1300円 時間差は36分

新幹線の場合 小倉・博多は全列車が停車し、途中に駅は無いので列車名による差はありません。

朝と夜には通勤用に小倉~博多のみで運転されるこだまが設定されています。

 

きらめき・ソニックは担当がJR九州なので運賃が若干高くなります。

どうしてJR九州は運賃が高いのか?

民営化時にJR北海道・四国・九州の3社は、特例として運賃を計算する上での営業キロ数の加算率が大きくなっています。

ソニックはきらめきより早い43分で途中は折尾と黒崎のみの停車です。

きらめきは通勤輸送を目的としているのでビジネスや観光用の特急ソニックとは所々違う点があります。

きらめきは自由席が多い

きらめきにはグリーン・指定・自由席の3つがありますが、グリーン・指定席は博多寄りの1両の内、半分ずつのみ。

それ以外は自由席で全体の8割を占めています。

運転距離も短いし、なにより通勤ライナーを兼ねているのできらめきを利用する方でわざわざ指定席を買う人は少ないでしょう。

 

使われる車両がバラバラ

きらめきで使用される車両は実は決まっていません。

HPでは787系電車がイメージででていますが

博多駅を発着する特急列車の間合い運用で成り立っているので

佐世保行きのみどりやにちりんシーガイア用の783系電車が走ることがあります。

特急みどり+ハウステンボスの計8両が運用に入ることもある

車両が違えば座席や内装も違ってきますが両数も4・5・8両とこれもバラバラです。

きらめきでは自由席が多いので特急券を買っても乗車できないという事態が予想できます。なのでそうならないために時間帯によっては多めに車両を連結しています。

 

博多と小倉は福岡県の2大都市圏とだけあって、利用者が多く新幹線と特急列車が多く設定されています。

新幹線は距離と時間が短いわりに料金が高めで、特急は普通列車より早く自由席ならワンコイン分追加すれば40分程度でアクセスできるので、旅行・ビジネス・生活においても特急きらめきの方が便利でしょう。

かもめ・みどり 博多~新鳥栖

かもめは博多~長崎を結ぶ特急列車・みどりは博多~佐世保を結ぶ特急列車です。

長崎県行きの特急として古い歴史があります。

九州新幹線の開業で「新鳥栖駅」が開業し、かもめの全列車が停車し、利便性が向上しています。

新幹線 かもめ・みどり
所要時間 13分 29分
料金(運賃+指定席料金) 570円+1990円 660+1160円
両数 8両 5~8両
本数 50往復 28~31往復(かもめ)16往復(みどり)
停車駅 なし 鳥栖
その他 つばめ・さくらが停車 みどりは特急ハウステンボスを併結

差額は740円かもめが安く、時間は16分新幹線が短い結果となりました。

 

鳥栖市は佐賀県ですがこうしてみるとけっこう近いです。これでは距離も時間も短すぎて、新幹線ではなく普通列車の方でもよさそうです。

ちなみに普通列車だと48分ですが、鳥栖駅での乗り換えが必要になることと通勤ライナーのような着席できる列車がほかに無いのでかもめの自由席であれば利用する価値はあります。

また佐世保行きの特急みどりを含めると最大で47往復と、50往復の新幹線に匹敵するので、まだまだ特急の方がオトクに乗れるようです。

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ワイドビューひだ 大阪~岐阜

特急ワイドビューひだ名古屋と岐阜県の高山、最長で富山までを結ぶ特急列車ですが

朝・夕のそれぞれ1本は大阪駅から発着するイレギュラーな存在です。

新幹線(新大阪~岐阜羽島) ワイドビューひだ
所要時間 53分 2時間2分
料金(運賃+指定席料金) 2640円+3260円 3080円+2930円
両数 16両 3両
停車駅 米原・京都 大垣・米原・草津・京都
本数 1往復
その他 基本的にこだまのみが停車する 朝に下り1本・夕方に上り1本

 

料金はワイドビューひだが110円高く、時間は1時間10分ほど新幹線の方が短いです。

新幹線と比較した結果、ワイドビューひだの方が料金をも上回るという逆転現象が起こりました。

 

なぜ新幹線より特急の方が高くなってしまったのか?

今回の比較対象が「岐阜駅」と「岐阜羽島駅」と違う駅同志だったのでこうなってしまいました。

新幹線の岐阜羽島駅とJR岐阜駅は18㎞離れた場所にあり、車で28分、電車で39分もかかるほどと、距離がありすぎるので時間と料金に差がつくのは当然のことでした。

見出し(全角15文字)

  1. 名鉄新羽島駅まで徒歩10分
  2. 名鉄羽島線で笠松駅まで22分
  3. 名鉄岐阜行きに乗り換え5分
  4. 徒歩2分でJR岐阜駅
  5. 計39分

そもそも、岐阜羽島駅は新幹線開業後に作られた駅で元々は待避線でした。

岐阜と滋賀の県境・関が原は冬に大雪が降るので新幹線の運転に支障が出ないように融雪装置など対策がされました。

待避線もその一環でそれが岐阜県に作られたこともあって、岐阜県に新幹線を停車するようにと要望が強くなり駅にしたという背景があります。

名鉄も乗り入れるので交通の便は岐阜駅が圧倒的便利

ワイドビューひだ・大阪行きは本数が極端に少ないことと料金が少し高いのがデメリットですが、新幹線のデメリットは使い勝手がよろしくない岐阜羽島駅に停車することでしょうか?

岐阜県にアクセスするなら岐阜羽島駅より岐阜駅の方が中心地に近くて便利で、ワイドビューひだ以外にも特急が停車するので便利です。

しらさぎ 名古屋~米原

しらさぎは名古屋・米原と金沢を結ぶ特急列車です。

なかでも名古屋始発のしらさぎは、50年以上もの長い間東海地区と北陸地区を結んでいます。

新幹線 しらさぎ
所要時間 27分 1時間
料金(運賃+指定席料金) 1340円+2490円 1340円+1930円
両数 16両 6両
停車駅 岐阜羽島 尾張一宮・岐阜・大垣
本数
その他 米原始発の便もあり

差額は560円・時間差は33分で、名古屋から米原は確かに少し遠く、これなら新幹線の方が時間に対するコスパは良いようです。

ただ、岐阜県内に停車するのと名古屋と米原を結ぶ唯一の優等列車とあって今後もこの地位は盤石だと予想できます。

となるとひかり・こだまに乗ってわざわざ米原から乗り換えるより、のぞみも停車する名古屋から乗車できるメリットは大きいです。

名鉄パノラマスーパー 豊橋~岐阜

「名鉄」こと名古屋鉄道の特急列車です。ただし「パノラマスーパー」は車両に付けられた愛称なので普通は名称の無い特急として運転されます。

新幹線 パノラマスーパー
所要時間 39分 1時間24分+9分
料金(運賃+指定席料金) 1980+3260円 1500円+300円
両数 16両 6両(内指定席2両)
停車駅 三河安城・名古屋 東岡崎・神宮前・金山・名古屋・笠松ほか
本数
その他 移動はこだま一択 特急には他の車両が運用されることあり

時間は倍かかりますが料金は差額3440円で圧倒的名鉄の勝利です。

 

パノラマスーパーは岐阜寄りの2両が座席指定車両で300円を払えば利用できます。

先代のパノラマカーになぞってパノラマスーパーと呼ばれていますが、先頭からの景色を眺められるのは子どもも大人も乗っててワクワクしてくる、そんな車両です。

それ以外は普通車両でこちらは運賃がかかりません。

豊橋寄りの車両は特急料金なしで乗る事が出来る。なので着席できる保証はない

つまり、名鉄特急にのれば新幹線にもJR在来線にも価格面では優っているということになります。

ちなみにJRなら新快速で1時間15分・特別快速なら55分で運賃は1980円です。

時間ではJRが速いですが料金では名鉄が安い!

そして名鉄の特急列車はパノラマスーパー以外にも種類があり、いずれも指定席と自由席で構成されているのは変わりありません。

まとめ

  1. 博多~小倉は1時間程度なので新幹線より特急きらめきのほうが便利
  2. 博多~新鳥栖は料金以外にも本数で新幹線と同じくらい便利
  3. ワイドビューひだは朝夕の合計1往復が大阪行き、穴場的存在
  4. 名古屋~米原なら新幹線の方がコスパが良い
  5. 豊橋~岐阜なら名鉄が圧倒的に安い、特にパノラマスーパーはプラス300円という乗り得な列車

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さいごに

今回は東海~九州の西日本を中心に比較しました。

こちらは本数も多く新幹線との住みわけがされている印象を持ちました。

確かに利用者層が違えばそのニーズに合った列車は当然残ります。

また私鉄についても知っていれば移動も安く抑えられそうです。

 

そして比較で上げた区間はどれも短いので速さをとるのであれば自由席で充分時間短縮は出来ます。

今回の比較はあくまで参考にしていただければと思います。

知っておくと便利 新幹線より安く移動できる特急列車 東日本編



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