豆知識コラム

京急トラック衝突事故 なぜマスコミは京急を悪者にしたがるか

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こんにちは。連日ニュースで報道されていますが、皆さんはどう思うでしょうか?

 

「京急線衝突脱線事故」

2019年9月5日 神奈川県の京急神奈川新町駅に近い踏切で

下り電車と大型トラックが衝突しました。

これにより列車は先頭車を含め3両が脱線

トラックは大破、ドライバーは死亡

事故から50時間、上大岡~京急川崎で運転見合わせという大事故となりました。

 

乗客は避難し、奇跡的にも死亡者は1名のみとなりましたが

連日マスコミ各社が報道する中で私は違和感を感じていました。

 

まるで京急が悪いみたいな言い方じゃないか

そう思われた方もいらっしゃると思います。

 

今回の京急線の事故に関して取り上げていきます。

最後までお付き合い願います。



事故の詳細

9月5日 京急本線・神奈川新町駅を通過した直後、事故は起こりました。


成田へ向かう大型トラックが踏切内で立ち往生

そこに下り快速特急が120㎞/hで侵入

ブレーキをかけたが間に合わず激突し脱線

車両は自走不可能となり、電気設備にも大きな被害が及んだ

一方トラックは大きくねじ曲がり、積み荷のレモンが散乱

ドライバーの67歳の男性は死亡が確認された。

これによって京急川崎~上大岡の間を終日運休とし、各線に振り替え輸送を行った。

事故から50時間後、全線運転再開された。

この様子はtwitterで大きく拡散されて、京急を心配する声が相次ぎました。

連日のマスコミの報道について

TVニュースとtwitterとでは情報の伝わり方が違うのは

媒体によってそれぞれ特徴が違います。

今回私が気になったのは「なぜ京急は事故を起こしたのか」と言わんばかりの報道です。

万全の安全対策をもってして起こった今回の事故ですが、

それでもなぜ京急が悪いというのかというと

理由は分かりませんが想像すれば簡単なことで

京急の名を出せば視聴率が上がる」からです。

事故にあったトラックの運送会社がもしもヤマトや佐川など大手なら話しは変わりますが

無名の運送屋と大手私鉄なら京急の方が知名度があるのでニュースの見出しにしやすいのが

理由じゃないでしょうか?

 

ニュースでよく聞くのが「電車はブレーキをかけたのに止まれなかったのでしょうか?」

これですがYESでブレーキをかけても制動距離がありますから

掛けた瞬間にビタッと止まることは不可能です。

 

「安全対策は出来ていたのでしょうか?」

当然出来ています。

首都圏を結ぶ私鉄が怠るわけがありません。

 

極めつけがこれでした

速報 運転士は1年1か月の新人だった

 

引用:twitterより

まったくもって論外です。

そもそも若くてもベテランでも厳しい研修と試験をクリアしてなれるのが

「運転士」なのでベテランだったら事故は防げたとかいうのであれば話になりません。

実際に運転に関わる鉄道会社社員は「事故の原因が明確になっていない以上

不必要に扇動することは控えてほしい」とコメントしています。

 

とはいえ、テレビ離れしている現代ではわずかな情報でも大きく報道してしまいます。

真意を確かめず見切り発車で報道して興味を引き付けるのは低質なニュースサイトと

変わりません。

今のニュース番組にとって真偽はもはやどうでもいいのかと言いたくなります。

 

特にテレビ朝日・TBS・NHKにこのような偏向報道の傾向がありました。

ニュースでさえバラエティ化してしまった今では

週刊誌のようなゴシップに京急が取り上げられた事は遺憾です。


相次ぐ踏切事故

今回の事故は狭い路地から無理に曲がったトラックの過失が大きいと私は思います。

しかし、都市部での踏切事故が最近多い気がしませんか?

最近では小田急線や東武伊勢崎線・東上線で車が巻き込まれる事故が相次いで起こり、

引用:毎日新聞 2019年6月19日 厚木駅付近で起きた

引用:ニュース速報JAPAN2019年6月20日に韮山~太田で起きた

最近では鹿児島本線東福間駅構内に軽自動車が落下するなど

多くなった・・・というか目立ってきたような気がします。

安全が問われる鉄道会社

踏切事故が起こった場合、まずマスコミは「鉄道会社の安全対策」についてツッコみます。

今回の事故もまず疑われたのは「京急」でした。

 

鉄道会社は設備投資として真っ先に行うのが「安全対策」です。間違いなく

例として西武鉄道・京王電鉄の「連続立体化工事」小田急電鉄の「地下化工事」など

極力踏切をなくし事故を減らすことに投資をしています。

京急にいたっても蒲田駅付近の立体交差化が完了し、踏切の数を減らしました。

京急蒲田付近の立体交差 引用:日本旅行 ひろやすの汽車旅コラムより

車両の安全対策

列車は事故現場を120㎞/hで通過し、ブレーキが間に合わずトラックと衝突した。

車両は傷つきながらも思う以上に大破しておらず

乗客に死者・重症者はいなかったそうです。

果たしてこれは偶然なのでしょうか?

 

実はこれも京急独自の安全対策による功績です。

まず大きく上げられるのが「先頭車の電動車化

分かりやすく言うと先頭車にモーターを積んでいるということ

こうすることで車体が6tも重くなり、脱線しても転覆しないメリットがあります。

実際に大きくひっくり返ることが無かったので乗客の安全を守れました。

 

次が線路の幅

京急はJRの線路幅より広く、新幹線とおなじ1435mmとなっています。

線路幅が広いと高速でも安定して走れるメリットがあります。

これも衝突したショックを和らげた要素となっています。

 

そして車両にも対策がなされていました。

事故にあった1000形電車を見るとガラスは割れているのに原形を保っているように見えます。

決して気のせいではなく「事故にも強い」秘密がありました。


1000系は車体がアルミ合金で作られ、他社と同じく軽い車体です。

運転席にのみ「鋼」を使っているのが京急独自の特徴です。

このように丈夫で固い素材を使うことで事故にも強い車両になっていることは

私も今回のニュースで初めて知りました。

なんというか、細かいこだわりが大きく人命を救ってくれたんだと思うと感動してしまいます。

復旧までの道のり

事故から50時間で全線再開という驚異的なスピードで復旧したことに素直に驚きました。

「あれだけの大事故を2日で元に戻したのか?」と

確かに、日本の鉄道は復旧までのスピードが早いです。

阪神淡路大震災や東日本大震災の東北新幹線などがいい例です。

この復旧作業のマニュアル化も安全対策の一つだと思います。

こんなツイートを見ました。

表面上はライバル関係でも事故が起これば

会社という垣根を越えて救援に向かう姿は素晴らしいです。

この作業にはJRのほか横浜市営地下鉄の職員も携わったそうで、

こういった鉄道員の活躍をTwitterが拡散してくれました。

現在、神奈川新町駅は45km/hに減速して通過していますが

それでも復旧はめでたいです。

さいごに

いかがでしたか?

事故について一部感情的なことを書いてしまいましたが

言いたいことをこの場で言わせてもらいました。

今回の事故をきっかけに京急の安全性を改めて実感したという感じです。

普段は見えない秘密も非常事態に発揮される。

そんな場面を見させてもらったような気持ちでした。

これからも早くて安全な京浜急行としてマスコミに負けず頑張ってほしいです。

それでは!

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