2019年10月にデビューした快速「海里」について、車内はどんな感じか気になる方は必見です‼!
知っておくと便利な機能に予約の方法について、実際に乗車してみたのでご紹介します。
こんな方におすすめ
- 海里に乗りたいが普通の車内とどう違うのか知りたいという方
- 家族や友達と旅行を楽しみたい!という方
- コンセントがあるか気になる方
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予約の方法
海里に乗車する場合「乗車券と指定席券」が必要になります。指定席券は一律840円。
全国のみどりの窓口・指定席券売機・びゅうプラザでお買い求めが出来ます。
購入までの流れ
指定席券は乗車日の1か月前の10時から発売を開始します。
みどりの窓口では、口で言うよりも事前に申込用紙に書いておいた方がスムーズになります。
また駅で予約するのが難しい方は「えきねっと」で予約が出来ます。
海里の車内について
海里は4両で運転、特急いなほとは違い、1両ごとに座席の種類が違うのが特徴です。海里の座席はこのように組まれています。
座席
- 1号車:普通車指定席・リクライニングシート
- 2号車:普通車指定席・コンパートメント
- 3号車:売店・フリースペース
- 4号車:びゅう旅行ツアー向け専用ダイニング
これらの座席は目的・人数別に利用できるのでこちらでは車内について解説を進めて行きます。
1号車・リクライニングシート

一号車の車内 このように4列のシートとなっている
1号車は普通の特急とおなじ「リクライニングシート」となっています。
座席は全部で30席で4列になっています。車いす用のスペースが2か所あるので車いす利用の方と同伴の方にも海里での旅をすることができます。
Aが海側でDが山側になっています。

車窓からは日本海と夕陽が見られる
海側A席からは青くきれいな日本海の景色が楽しめます。
山側D席からは出羽富士こと、鳥海山と庄内平野に広がる田園風景が楽しめます。
先頭車には自由に使える展望スペースがあります。定員は大体5~6人くらいのスペースで、運転席のすぐ後ろにあるので運転席からの眺めを見る事ができます。
1号車には唯一、このフリースペース内にコンセントがあります。ただし長時間占領されたり、スマホ・充電器が盗まれても自己責任となります。
モバイルバッテリーを携帯しておくことをオススメします。
1号車まとめ
- 1~2人での利用にオススメ
- フリースペースが運転席側にあり
- 定員は30席
- 車いす利用可
注意点
- 座席にはコンセントがありません。
- フリースペースでは譲りあいながら使いましょう。
- 運転の妨げになることは絶対にしないでください。
- フリースペース内にコンセントあり、使用中の盗難に気を付けましょう
2号車・コンパートメント
2号車は4人掛けの「コンパートメント」式になっており、テーブルがあり4人が向かい合わせになるつくりになっています。
仕切りもパーテーションではなく、しっかりとした壁に囲まれているのでプライベートな空間ができ上がります。窓は海側を向いているので一番の見どころ・日本海の笹川流れを楽しむのに一番おススメになっています。
実際にコンパートメントで乗車してみて、思ったよりも個室としてしっかりした内装なので少し驚きました。
壁に囲まれているので周りの事を気にせず会話を楽しめるし、テーブルがあるので駅弁を広げて食べるのにかなり余裕があります。
知っておくと便利な3つのポイント
足を伸ばせるフルフラットシート
コンパートメントのシートはこのように座面を平らにすることで足を伸ばせるようになっています。これは1・4号車にはなく2号車だけにある機能となっています。
足を伸ばすだけではなく横になる事が出来ますし、小さいお子様を連れている方には場所を広く使えるメリットがあります。
1か所あるコンセント
コンパートメントにはコンセントがついています。これなら1号車と違って、充電中に盗まれるリスクがありませんね!
防音設計
コンパートメントはご覧の通りドアは無いものの、ほぼ個室といった状態です。
これがもし壁が無かったりパーテーションで区切られていたらどうでしょうか?音・臭いが漏れるので、せっかくの電車旅なのに周りを気にせずに旅が出来ません。
それに比べると周りの音がほとんど気にならないし、壁で囲われているので飲食をしてもにおいが漂ってくることがありません。
親子での利用の他にカップルでの利用におススメです。
注意点
- コンパートメントはグループでの利用をおススメします。
- 1~2人で利用することは出来ますが予約が多い場合、相席になる事があります。
- 1~2人で利用したい方は方法として速めに予約をしておくか、指定席券を4人分購入します。(おススメはしません。)
4号車 びゅう専用ダイニングカー
4号車は「びゅうトラベル」による旅行商品として利用する方のみ乗車できます。
なので指定席券だけの客は出入りできません。

ブレてしまいすみません
2・4人掛けのダイニングテーブルとなっており、座り心地がよさそうです。
旅行商品を注文した方限定で、車内で新潟・庄内の食材を使った料理を味わう事が出来ます。
引用:JR東日本より
3号車
3号車は売店とフリースペースとなっています。

3号車は売店のみでかなり広いフリースペースになっている
売店はカウンター式でビール・ジュースといった飲み物系に、おつまみ・お菓子のスナック系、海里でしか買えない沿線の名物を使ったオリジナル品が買えます。

缶ビールのデザインも海里限定仕様になっています。
そして「びゅう」で事前予約した「海里特製・弁当」の受け取りができます。
フリースペースはざっと20人くらいは入れるスペースがあり、ビールを片手に気軽に景色を楽しめます。
車内の設備について
トイレ・洗面所
男性用トイレと男女用トイレとなっています。
バリアフリーで室内は清潔で広いので、車いすでの利用や赤ちゃんのおしめ交換に便利な仕組みになっています。1・3号車にあります。
荷物置き場
1・2・4号車にあります。
長距離での旅行やインバウンド需要も考慮されてあり、大きなトランクが置けるような荷物置き場となっています。
まとめ
- 料金は運賃+指定席840円
- 1号車はリクライニングシートで1人向き
- 2号車はコンパートメント個室でカップル・ファミリー向き
- 3号車は売店
- 4号車は旅行商品なのでびゅうをチェック
- トイレ・荷物置き場と設備が充実している
さいごに
今回はデビューしたての観光列車「海里」の車内についてまとめました。
私が乗ったのは2号車のコンパートメントでした。3~4人のグループなら間違いなくコンパートメントの方が盛り上がるでしょう。
1人~2人の利用なら1号車のリクライニングシートを予約することをオススメします。
コンセントが基本、少ないのが気になりますが、全くないわけではありませんでした。