新潟~酒田を結ぶ新型観光列車「海里」には
予約すると食べられる「限定販売」のお弁当があるのをご存知でしょうか?
今回は手軽に沿線の名産品が楽しめる
車内弁当についてご紹介します。
こんな方におすすめ
- 海里に乗って何を食べようか迷っている方
- 旅行商品は高いけどちょっと贅沢したいと思っている方
- 旅行に駅弁は欠かせない!という方
スポンサーリンク
海里の車内弁当について
海里の車内弁当はオプショナルプランとして「えきねっと」から予約注文した方のみが食べられる完全受注制のお弁当です。
新潟発/酒田発でそれぞれ車内弁当の内容が違うのでご注文の際には間違えの無いようにご注意ください。
新潟加島屋御膳
新潟加島屋御膳弁当 引用:JR東日本 のって楽しい列車より
「料理は、つくった人の 愛情とまごころが感じられなければならない」初 代からの信念のもと、材料の吟味や丁寧な製造工 程など当たり前のことをいつまでも大切に製品 づくりを続けてきました。人気の「キングサーモ ン味噌漬」、「いくら醤油漬」や「海老しんじょう」 など加島屋のこだわりの味を「魚沼産コシヒカ リ」とともにご堪能ください。
創業から今年で165年となる新潟の老舗「加島屋」が作る限定販売のお弁当です。
魚沼産コシヒカリを中心に加島屋名物の「鮭」を使ったお弁当はシンプルで美味しそうです。
一人前・1800円 引き換えは新潟駅発車後に可能です。
海里特製 庄内弁
庄内弁 ほぼ全てが庄内産の食材を使用している 引用:JR東日本 のって楽しい列車より
食の都庄内親善大使 土岐正富氏監修の庄内の豊 富な食材を活かしたお弁当です。
庄内のおいしさをギュッと詰め込みまし た。日本海と雪深い山々に囲まれた特異な自然環 境が育んだ豊富な食材を使った「食の都・庄内」 ならではの“味”をお楽しみください。
庄内を中心に活躍する和食料理人・土岐正富氏監修の駅弁で総菜・べんとうグランプリ2016で優秀賞を受賞しています。
その「庄内弁」をさらにグレードアップしたものが海里で楽しめます。
一人前・2000円 鶴岡駅発車後に引き換え可能です。
予約の方法
えきねっとのこちらのページにアクセスします。
引用:えきねっとより
このように〇がついていたら予約が出来るということです。
一回の申し込みで1人前となります。
決済方法はクレジットカード・コンビニ支払いの2通りから選べます。
クレジットカード決済ならパソコン・スマホだけで手続きが終わるので手軽で便利です。
クレジットカードを持っていない方でもコンビニで決済できるのでご安心ください。
受け取りの方法
決済が完了したら
予約した車内弁当と引き換える「バウチャー券」と引き換えます。
ここからは「バウチャー券」の受け取りまでの手順を紹介します。
駅で受け取る場合

指定席券売機の画面 左下の緑色のボタンから受け取りが出来ます。
- 駅の指定席券売機から「インターネット予約の受け取り」をタッチします。
- 「東日本国内ツアー」をタッチします。
- クレジットカード決済の方は登録したクレジットカードを挿入します。
- コンビニ決済の方は「予約番号」と「登録した電話番号の下4桁」を入力します。
- バウチャー券が出てきたら手続きは完了です。
郵送で受け取る場合
- 日本郵便のレターパックプラスで送られてきます。
- 自宅または指定した郵送先にバウチャー券が送られてきます。
最寄りの駅に指定席券売機が無い方にはおススメの方法です。
実際に食べてみた
引用:JR東日本 のって楽しい列車より
今回食べたのはこちら「海里特製 庄内弁(一人前・2000円)」です。
列車の中で食べる駅弁はそれだけでもわくわくしてきますが、今回は予約をしないと味わえない「特製車内弁当」とだけあって7割増しでわくわくさせられます。
パッケージには庄内名物「めじか鮭」のほかに「だだちゃ豆」「アマダイ」「民田茄子」といった庄内地方の名産品が描かれています。
何が庄内の名物なのか後から見返しても一発で分かりそうです。
それでは開けてみましょう!
バンッッ!!
予想した以上の豪華さに口の中が唾液が出てるのが分かりました。待てないので早速いただきましょう!!
メニューは御覧の通りです。
おしながき
- 遊佐生まれのめじか鮭 つや姫・殿様のだだちゃ豆のめっこい巻
- 山形牛ローストビーフ 庄内産パプリカの南蛮漬け添え
- 庄内沖 旬魚の味噌粕漬 酢取りみょうが添え
- 庄内浜紅エビ入り豆腐かまぼこ
- 鶴岡名物むし玉子
- 出羽の里で採れたゼンマイの煮物
- 青みずのおひたし 由良漁港小鯛だし風味
- どんごえと酒田名産庄内麩の炒め煮
- もって菊と黄菊の酢のもの
- 自家製ゴマ豆腐と郷土料理のいとこ煮 ごまソースがけ
- 温海の赤かぶ漬
- 民田茄子のからし漬
スポンサーリンク
めじか鮭のめっこい巻は唯一のご飯もので、もっちりした「つや姫」に鮭の身の塩気が丁度よく、もっと食べたくなるおいしさでした。
エビ入り豆腐かまぼこはフワフワしており、むし玉子は玉子焼きよりほぼプリンななめらかな食感で初めて食べる方はまず食感に驚くかと思います。
友人から好評だったのが「山形牛のローストビーフ」
「やはり肉か!」と思いましたがメニューの中では間違いなくこれが一番美味しいです。
写真では見えませんが下にはパプリカのピクルスがあり、これと合わせて食べるとより美味しくなります。
何気に添えてある漬物は庄内地方で昔から栽培されている「温海かぶ」と「民田茄子」で、どちらともちょうど良い辛味がクセになる一品です。
食べてみた感想
最初の高かった期待値を下回ることなく十分満足できました。
食べる価値があるかと聞かれれば間違いなくあります!
一人前2000円と加島御膳より若干値が張るのと乗車時間内では夕食には早いのがやや残念でしたが、そんなにお腹が空いていなくても胃もたれしないシンプルで上品な「大人向きな弁当」でした。
逆に小さいお子様には食べ応えが無いかもしれませんので、大人だけでの旅行なら頼んでみると良いかもしれません。
スポンサーリンク
まとめ
- 車内弁当は予約が必要
- 予約はえきねっとで
- 新潟発は「新潟加島御膳」
- 酒田発は「庄内弁」
- 大人向けの味わい
- 予約して食べる価値は大いにあり
スポンサーリンク
さいごに
4号車のダイニングカーで食べられる料理についても触れてみたいですが、また機会があれば当サイトで取り上げたいと思います。
4号車が13800円なのに対して車内弁当は1800~2000円とリーズナブルになっています。
庄内地方にはよく撮影に行くのでその食べ物のおいしさは分かっていたはずでしたが、改めて新しいおいしさを発見できた感じでした。
指定席でもコンパートメントでも落ち着いて食べられるので、乗る機会がある方は是非食べることをオススメします!