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自然豊かな絶景路線 只見線の紹介

以前只見線で運転された臨時列車の撮影に行ってまいりました。

気温38度の中、キハ47形首都圏色のオレンジの車体はひたすらきれいに目立つものでした。


初めて訪れてからもう10回くらい来ていると思います。特にネタとなる列車が走っているわけではないのに何がそこまで惹かれるかというと

景色

一言でいえばこれに限ります。

只見線では自然豊かな沿線の景色は四季を通して楽しめますし、列車は山あいを縫いながらゆっくりと走るのでただ乗るだけでも癒されます

沿線には名所や温泉・グルメもあり、現実逃避で旅行したい方には1番にオススメしています。

今回は「只見線」の紹介をしていきます。

只見線とは?

只見線・JR東日本の会津若松(福島県)~小出(新潟県)を結ぶ、全長135㎞の地方交通線。全線非電化で特急や快速の運転は無いですが、8月~11月にかけてSLやジョイフルトレインによる臨時列車が運転されます。

現在は会津川口~只見までが2011年の豪雨災害の影響で運転できない状態となっています。

 

列車は会津若松を出ると会津坂下までは盆地を走り、視界には一面に水田が広がります。そして、会津柳津から只見川に沿って走ります。

山あいを、清流・只見川に沿いながら走るので車窓は一面山・川ばかりですが、春には、秋には紅葉、冬は水墨画のような雪景色が楽しめると1年を通して観光客が訪れる人気の区間です。

春・柳津町は桜の名所

秋 只見川沿いの渓谷は紅葉がきれい

そして、終点・会津川口まで2時間の旅が終わります。

世界が認める只見線

沿線では利用者が元から少なく、減少が止まらない状態が続いています。なので全国でワーストの赤字ローカル線として有名な路線でした

会津中川付近で撮影 駅周辺以外に集落はあまりない

しかし、近年はその絶景が鉄道写真家だけでなくSNS映えすると一般でも評判となり、日経新聞のNIKKEI PLUS1 何でもランキング「紅葉の美しい鉄道路線ベストテン」で第1位!・中国のSNS微博(ウェイボー)でも「世界で最もロマンチックな鉄道」ほか、海外メディアでも大きく取り上げられているほど人気の路線です。

日本でもTV番組でその魅力が特集され、マツコ・有吉の怒り新党の新・三大○○のコーナーで取り上げられるなど一気に知名度を上げてきました。

 

このようなパターンで人気観光路線となったのが秋田県と青森県を結ぶ「五能線」で、こちらも鉄道利用者が減少しているローカル線区でした。いまではの五能線・の只見線と言われるほどに景色の良さが評価されています。

只見線を走る車両

只見線を走る個性的な車両についてまとめてみました。普通列車しか走らないのですが、夏と秋には臨時列車が運転されると人気です。

なお、引退した車両も含まれています。イメージとしてご覧ください。

キハE120形

2020年3月から運転され始めた車両です。只見線にとって40年ぶりの新車となり、ファンの間で注目を集めています。

 

車体は山の新緑・只見川の清流・会津の雪をイメージした三色のラインがあしらわれています。

以前は米坂線・磐越西線で運転されていたことがありましたが、只見線のキハ40形が老朽化してきたことでお色直しを済ませて転属されました。会津若松~会津川口を2~3両で運転中です。

キハ40形(引退)

一般的に使用されていたのがこちらの車両です。2020年3月のダイヤ改正で40年間かけた活躍が終わりました。

2~4両で運転されています。

所属は会津若松~会津川口では郡山車両センター会津若松派出・只見~小出では新津車両センターの車両を使用しています。

只見~小出は2020年7月に完全に引退、それぞれ新型車両に置き換わっています。

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キハ40系風っこ

臨時列車として運転されます。

解放された窓から景色が眺められるとかなり人気が高い列車です。

C11形と旧型客車

年に1回、真岡鉄道のC11形とSLみなかみでおなじみの旧型客車での臨時列車が運転されます。

只見線で1番人気の列車と言えば間違いなくこのSLで、手つかずの風光明媚な景色の中を走るSLは全く違和感を感じないほどマッチしています。

私は5月を2回、11月を2回撮影しに行きました。

 

全国から多くの撮り鉄の方々が、只見線の景色とSLの組み合わせを目当てにやってきます。

第四只見川橋梁にて SL・C11形は真岡鉄道 客車は高崎車両センターのもの

実際にC11形は1970年代まで只見線の普通列車で活躍していました。

カーブの多い只見線では車体が小さい分小回りが利くのと、機回し作業がカンタンなので方向転換しなくともバック運転ができる機能性が只見線で重宝されていました。

こうして比べてみてもほとんど変わらない風景というのが不思議で魅力的に思えてしまいます。

只見線の観光

只見線で一度は押さえておきたいグルメ・温泉・写真映えするスポットを紹介します。

注意

撮影で来られる方には車で移動した方がスムーズに動けます。

また、沿線にはホテルや旅館がほとんどないので会津若松か喜多方で宿泊された方が便利です。

ソースかつ丼

会津地方のご当地グルメがこの「ソースかつ丼」で、会津では昔から親しまれており、場所によっては味がまた違うのが特徴です。

 

会津若松市ではスタンダードなソースかつ丼、柳津では卵でとじられた「煮込みソースかつ丼」が食べられます。

早戸温泉 つるの湯

早戸駅から徒歩10分の温泉施設・鉄分の多い熱めのお湯と只見川を眺められる露天風呂があります。

只見川の沿岸にあり、秋には清流や紅葉を見ながら露天風呂を楽しむ事が出来ます。

 

私も撮影の時に何度か利用しており、茶色く濁った熱めのお湯なので入れば体がスカッとします。

冬に1度訪れた時も、湯上りの体から汗が止まらず、コートを手放すくらいに小一時間体がポカポカとするほど。

中には休憩スペース、1階の離れにはラーメン・そば・カレーライスなど軽食が食べられる食堂があり、宿坊があるので泊りがけで利用することができる唯一の施設です。

また駐車場はそれなりに広いので車で来られる方でも利用しやすくなっています。

 

注意

携帯が圏外なので(auは圏外でした)館内のフリーWi-FiかポケットWi-Fiを利用してください。

公式HPはこちら

第一只見川橋梁

只見線で検索するとまず出てくるのがこちらの鉄橋です。

山の間を流れる川に掛かったアーチタイプの鉄橋。鉄道ファン以外に写真家や海外旅行者の間でかなり有名な場所で、JR東日本「行くぜ!東北」のCMの舞台となっています。

たいていこういう場所は山を登らなければいけなかったりと行くまでが大変ですが、意外と行くのはかんたんなんです!

撮影場所までの道すじ

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1
道の駅・あいづ三島宿に向かいます。

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2
歩道をトンネルのある方向へ歩きます。

 

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1
すると山へつながる階段があるので案内にしたがって歩きましょう。

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4
一番近いB地点とより高いC・Ⅾ地点に分かれます。

 

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5
歩いた先に撮影専用スポットが用意されています。

上の画像ははB地点で撮影したものです。草木と鉄橋がメインの構図になります。このように草が茂っているので撮影では技術でカバーしてください。

C地点ではより俯瞰で撮影が出来ます。休日には多くのカメラマンが撮影に来るので平日を狙っていくのもいいと思います。

 

只見線からは会津宮下駅が最寄となります。

 

今後の只見線

廃止される可能性は?

只見線は沿線の過疎化が進み、朝夕の通学が主な役割となっています。

ただ、会津から只見にかけては冬は雪深く、道路は冬季間通行止めになる区間があるので唯一の交通機関となる冬場のため只見線は存続され続ける可能性は高いです。

不通区間はどうなるか?

只見線は現在、会津川口~只見が復旧工事をしており、代行バスで運転されています。この区間の線路の復旧と所有を福島県が持つことで2021年までに全線開通することが決まりました!

※2020年の集中豪雨により、土砂崩れが発生。全面復旧は2022年度に延期されました。詳しくはこちらにまとめています。

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臨時列車について

臨時列車については毎年何らかの車両を使って行われています。SL列車の場合、真岡鉄道のC11形を借り受けていました。

しかし、真岡鉄道が経営難のためC11形を手放し、東武鉄道が購入することになりました。JRでの使用はもしかしたら出来なくなるかもしれません。

 

キハ40系をベースにしたびゅうコースター風っこは引き続き運転されるようですが、老朽化もあって近年では稼働率が下がっています。頻繁に只見線で見られるわけではありません。

リゾートしらかみのように定期的に走る観光列車があると需要は上がると思うのですが・・・

リゾートしらかみ 窓が広く景色がキレイに見られる車両

まとめ

人気が高まってきたローカル線・只見線についてまとめると

  • 元々はただのローカル線だった
  • 山あいの景色が素晴らしいと外国で人気
  • 季節ごとに景色が変わるので1年を通して楽しめる
  • 名物はソースかつ丼
  • 撮影する場合は列車ではなく車での移動をオススメする

 

秘境の路線、そこは四季の景色がキレイでストレスフルな生活を忘れさせてくれるようなゆったりとした時間が流れています。

鉄道ファンにとってもなにかと話題が絶えない路線なのでこれからも注目していきたいと思います。

日帰りは難しいですが、1泊2日で何もしない贅沢な時間が味わえます。



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