新潟観光には必須アイテムともいえるほどおとくなきっぷ「えちごワンデーパス」について紹介しましたが、それを上回るほどにもっと便利なフリーきっぷがありました。
それが「えちごツーデーパス」です!
こちらのフリーきっぷは1枚で2日間有効・新潟県全体をフリーエリアとしてカバーする最強の1枚です。
今回はそんなえちごツーデーパスについて、実際に使ってみてよかった点を交えて、旅好きなあなたにご紹介していきます。
こんな方におすすめ
- 行きたい場所がえちごワンデーパスのエリアになくてお困りの方
- 新潟県を1泊で観光して周りたい方
- 乗って楽しい観光列車に乗ってみたい親子連れの方
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えちごツーデーパスとは
JR東日本新潟支社がリリースするフリーきっぷ
新潟駅を中心に以下の図がフリーエリアになっています。
えちごワンデーパスよりフリーエリアが広く、図で見ると分かるように、新潟県全域をカバー、福島県と山形県の一部までエリアが広がっています。
JR線のほかに第3セクターのえちごトキめき鉄道・北越急行の路線が含まれているのが大きなポイントです。

新幹線・特急列車も特急券を購入すれば利用可能!!
新幹線・特急列車・観光列車には特急券・指定席券を購入すれば利用ができます。
エリアが広い分、運賃での割引が大きいので差額で特急を利用すれば移動がすごくはかどります。
ポイント
- 新潟県全域がフリーエリア
- 福島と山形の一部もエリアに入っている
- JR線以外も利用可能
- 新幹線・特急など指定席料金を払えば利用ができる
料金・購入
大人 | 子ども | 大人の休日俱楽部会員 |
2740円 | 1340円 | 1690円 |
料金は1人あたりこのようになっています。
定価でも2日間であればかなりオトクですが「大人の休日俱楽部」会員価格は1000円以上もお得になっています。
販売はフリーエリア内のみどりの窓口・指定席券売機・びゅうプラザ・旅行代理店のほか、えちごトキめき鉄道の春日山・新井・糸魚川・妙高高原・上越妙高駅にて購入できます。(ただし大人の休日俱楽部会員価格はJRの駅でのみ購入となります。)
列車はエリア内を走る普通列車・快速列車の自由席に乗り降りできます。

新潟~上越妙高を結ぶ特急しらゆき 上越地方へのアクセスに便利
新幹線・特急列車・観光列車には特急券や指定席券を購入すると利用が出来ます。
(大人の休日俱楽部会員の方は特急料金も会員価格が適用されます。)
利用期間
2020年3月29日までの金・土・日・祝のうち連続する2日間
ワンデーパスと違い曜日指定があるのは若干痛いですが新潟県内を利用するだけなら間違いなく1番お得です。
詳しくは
どのくらいお得か比べてみた
えちごツーデーパス | えちごワンデーパス | 青春18きっぷ | 週末パス | |
利用期間 | 金・土・日・祝のうち2日間 | なし | 春・夏・冬の期間限定 | 土・日・祝のうち2日間 |
1日当たりの金額 | 1370円 | 1570円 | 2370円 | 4440円 |
新幹線・特急の利用 | △ | △ | × | △ |
特典 | なし | レンタカー割引 | ||
JR以外の路線 | 〇 | × | × | 〇 |
東京~新潟までの最低運賃
(エリアまで新幹線利用と仮定する) |
3350(越後湯沢まで)+1340円=4690円 | 4750円(長岡まで)+1570円=6320円 | 2370円 | 4440円 |
※特典のレンタサイクル無料について、2020年8月にサービスを終了しました。(参照:「駅からレンタサイクル」の取扱い終了について)
比べてみると、利用期間は休日に集中するものの金曜日も入るあたりが週末パスより使いやすいでしょう。1日当たりの価格が1番安いため、コストパフォーマンスは最高です。
なお、以前えちごトキめき鉄道直江津~市振はJR西日本のエリアだったので、これまでJR東日本のフリーきっぷにはどうしても含まれませんでした。
第3セクター路線となって日本海ひすいラインの全線が新たにフリーエリアに含まれるようになりました。これで新潟県のほぼすべてをカバーして2日間で2740円はめちゃくちゃ安いわけです!

えちごトキめき鉄道は直江津~市振の元北陸本線も利用可能
デメリットは2日間連続で使わないといけない事です。これは必ずではありませんが2日間利用しないとなんだかもったいないですよね?
エリアや行程によってはワンデーパスのほうが無駄にならないかもしれないので、旅行先とフリーエリアを照らし合わせてしっかり確かめた方が良いでしょう。
ポイント
- 新潟駅を中心に長岡・弥彦・三条・村上・小国方面ならワンデーパスがオススメ
- 新潟駅を中心に柏崎・越後湯沢・直江津・笹川流れの最寄り桑川駅へはツーデーパスがオススメ
- 北越急行・えちごトキめき鉄道を利用するならツーデーパス一択
ワンデーパスについては
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おススメ観光列車
観光列車には特急券・指定席券を購入すれば乗車する事が出来ます。
ここからはえちごツーデーパスで乗れる新潟県の観光列車を4つ紹介します。
登場する観光列車
- Shu*kura
- SLばんえつ物語
- 海里
- 現美新幹線
この4つの「乗って楽しい観光列車」を見ていきましょう!!
越乃Shu*kura
日本有数の米どころで地酒も多い新潟ならではの観光列車。
「日本酒」をコンセプトにした列車で、車内では選ばれた日本酒の飲み比べやオリジナル日本酒を呑みながら車窓を眺め楽しめます。お酒が好きな大人向けの観光列車です。
上越市の酒造とコラボしたオリジナル日本酒は1800円 引用:JR東日本より
運転区間は上越妙高から十日町・越後湯沢・新潟を結びます。すべてエリア内なので運賃を追加で払う心配がありません。
利用できるのはリクライニングシートによる3号車の「指定席」なので、えちごツーデーパスと指定席券(520円)を買うと乗車できます。
SLばんえつ物語
1999年の運転から今年で20周年となるSLばんえつ物語号。全国的に人気でレトロな車内の雰囲気や、汽笛が懐かしさを感じさせます。
C57形蒸気機関車と12系客車の組み合わせ、日本で数少ない客車列車です。
新津~会津若松の内、フリーエリア内では野沢駅まで利用可能。えちごツーデーパスの他に指定席券(520円)を買うと乗車できます。
海里
2019年10月に羽越本線新潟~酒田でデビューした観光列車。
リクライニングシートの他、4人用コンパートメント・料理が楽しめるダイニングに、3号車は売店とフリースペースがあります。
詳しくは下記にまとめているのでこちらをご覧ください。
現美新幹線
アーティスト・蜷川実花監修によって、外観は長岡の花火大会を、内装は現代美術や写真家による作品を鑑賞できる「世界一速い美術館」というコンセプトでデビュー。
越後湯沢~新潟で運転され、全区間がフリーエリア内です。えちごツーデーパスの他に特急券(越後湯沢~新潟:指定席3110円・自由席2590円)を買うと乗車できます。
※2020年12月に引退が決定しました。乗られる方は早めの乗車をオススメします。
えちごツーデーパス 基本情報まとめ
きっぷ名 | えちごツーデーパス |
料金 | おとな2740円/こども1340円 大人の休日俱楽部会員 1690円 |
利用期間 | 金・土・日・祝日のうち連続する2日間 |
発売日 | 通年 |
発売箇所 | エリア内の指定席券売機・みどりの窓口・旅行代理店 |
発売駅(えちごトキめき鉄道内) | 糸魚川 上越妙高 妙高高原 新井 春日山 |
新幹線・特急・観光列車の利用 | 別途特急券(指定席券・整理券)が必要 |
特典 | レンタサイクル無料(電動アシスト自転車は50%OFF) |
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まとめ
-
- 新潟県内をカバーしている数少ないフリーきっぷ
- 第3セクター路線も利用できる
- 価格がダントツで安い
- 観光列車も利用できる(指定席券別途必要)
- 唯一金曜日も利用できる
えちごワンデーパスに続いてツーデーパスの紹介でした。
新潟県内をほぼカバーして2日間で2740円はかなりのコスパの良さなので買っておくとかなり便利なきっぷです。
ちなみに新潟県は南北に長く北の府屋駅から西の市振駅まで283㎞で、東京~福島の距離に匹敵するほどの距離です。これだけの長距離を1日1370円で乗車できるのは他にないでしょう。
それに加えて車窓から見る海や山といったキレイさや、米・海鮮・日本酒と食べ物がおいしいのが新潟県の魅力です。
東京から新幹線1本で行けるので旅行の際は利用してみてはいかがでしょうか?
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