豆知識コラム

インドネシアで活躍する鉄道車両 日本の車両がいい理由

今、山手線には最新型の車両が導入されています。

その一方で武蔵野線の車両が役目を終えて引退しています。

寿命を迎えた車両は大体が廃車となり解体されます。

それか地方の中小私鉄へ売却されるかのどちらかでした。

 

しかしこの10年で「海外へ輸出する」という第3の選択肢が出てきました。

 

今、日本の中古車両が海外で大人気なんです。

 

今回はインドネシアで活躍する日本の車両について解説します。

日本はインドネシアへ援助している

日本はインドネシアにODAの一環として「鉄道事業」の開発を援助してきました。

その額は3000億円以上です。

1970~90年代は鉄道施設の建設や修復といった事業を行います。

2000年代になると日本の中古車両を輸入するようになり

今では1000両の日本製車両が活躍しています。

 

日本製が良い理由

1.メイドインジャパンブランド

中古とはいえ、「日本製」というブランド力に惹かれたのでしょう。

日本では性能が劣っていても海外の車両より丈夫で性能が良いことが人気の理由です。

2.通勤に向いている

現在、首都ジャカルタでは元埼京線や横浜線の205系電車が12両で運転されています。

埼京線が10両なのでそれ以上に長いことになります。

ジャカルタの通勤ラッシュは日本並みに激しく

車両の屋根に上ったりドアにぶら下がりながら通勤するのが普通でした。

こんな光景をニュースなどで見たことがあるでしょうか?

感電や衝突など事故が多いことに鉄道会社は悩みましたが

日本の車両は屋根に空調機があって上れないのと

ドアが閉まらないと走れないようになっているので

いままでの乗車マナー問題を解決できました。

日本の常識がインドネシアを救ったというべきか

3.冷房付き

インドネシアは赤道直下にあるので1年を通して暑い国です。

また熱帯性の気候なので湿気も多いです。

つまり日本のじめじめした夏が1年じゅう続いているような国なのです。

なのにインドネシアの鉄道には冷房がありませんでした。

日本の車両には冷房がついているので冷房の効いた電車で通勤したいという声が増えました。

少し前までは日本の「冷房付き車両」には特別料金を払わなければ乗れませんでした。

お金を払ってでも乗りたいという声が多かったので引き続いて日本から鉄道車両を輸入しています。

 

インドネシアで活躍する日本車両

都営6000系

東京都交通局(都営地下鉄)三田線で使用された車両

インドネシアに最初に輸出された車両

日本では秩父鉄道で活躍中

贈りものという意味で「HIBAR」と名前が付けられた。

国鉄103系

国鉄の通勤電車103系でJR各社の車両が集められた。

中にはJR東海色のままの車両がある。

東急8000・8500系

東急東横線で活躍した車両

8000系は伊豆急行・8500系は現在でも田園都市線で活躍中

東京メトロ5000系

元メトロ東西線の車両

東京メトロ05系

メトロ東西線で今でも活躍する車両

05系の内初期車と呼ばれる車齢の古い編成が譲渡

東京メトロ6000系

メトロ千代田線の開業時から2018年11月まで活躍した車両

205系に続いて2番目に多い270両が活躍

JR東日本203系

メトロ千代田線直通・常磐線各駅停車で使われた車両

6000系より一足早く引退・譲渡された。

東京メトロ7000系

メトロ有楽町線・副都心線で活躍中の車両

インドネシア鉄道では脱線事故で廃車になった車両がある。

JR東日本205系

埼京線・南武線・横浜線で活躍した車両

今は武蔵野線の205系が月1ペースで譲渡されている。

 

インドネシア内では「最も人気がある車両」として1000両の内半分以上が205系で占めている。

旧式を好むインドネシア

インドネシアの鉄道会社は日本製の中古で我慢しているわけではありません。

むしろ中古の車両は使いやすく好んで使われているようです。

 

1番人気の205系電車ですが

この車両には「界磁抵抗制御」が使われています。

詳しい説明は割愛します。

今の新型車両ではまず使われない一昔前の制御システムなのですがインドネシアではこのシステムが一般的でメンテナンスが一番しやすいのも人気の一つです。

 

インドネシアの鉄道会社の人が日本の鉄道を視察に来た際、山手線のe231系を見てハイテク過ぎて扱えないと怖がっていたそうです。

最新型e235系は使うのも恐れ多いといったかんじで

205系をもっと欲しいと行ったそうです。

 

しかし、205系は日本ではもう製造していないので今ある分しか譲渡は出来ません。

しかも今は鶴見線・南部支線・仙石線で短い編成が走っているだけなのでそれらも譲渡されるか

もういらないとなるか分かりません。

 

205系は製造から30年は経っているのですがメンテナンスをちゃんとすればあと15年か20年は走れるそうです。

まだまだインドネシアでは活躍しそうです。

実際に見たい方は

今は懐かしの車両を見に行くと題した海外ツアーが出ています。

インドネシアに懐かしのあの電車に会えるとのことで人気が出ています。

 

もしそうお考えの方は

ツアーに参加するのがイイでしょう。

 

海外旅行になれている方はツアーに参加しなくともよさそうですが

インドネシアで旅行する際に注意することについてはこちらのサイトに詳しく載っています。

 

またインドネシアには鉄道写真を撮る人「撮り鉄」の文化があるとは聞いたことが無いので

一眼レフカメラを構えると不審者に思われることもあり得ます。

 

現地ツアーについてはこちらから申し込みをオススメします。

さいごに

いかがでしたか?

インドネシアで日本の車両が人気なことは数年前にニュースにもなりましたが、他にもアルゼンチンで丸ノ内線の車両が走っているとかミャンマーには日本のディーゼルカーがたくさん走っているなどメイドインジャパンブランドは海外で評価されています。

 

余談ですがインドネシアでは車内にドリアンを持ち込むのが禁止だそうです。

日本車になってから窓も開けなくなったからだそうですがマナーも日本式になっている!?



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