車両図鑑

新幹線のお医者さん・イーストアイ(East-i)について徹底解説!

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イーストアイとは?

仙台駅にて

東日本旅客鉄道(JR東日本)に在籍する新幹線電気軌道総合試験車である。East i(イーストアイ)の愛称を持つ。wikipediaより

(イーストアイ)East-iとは列車の愛称で東海道・山陽新幹線で言う

「ドクターイエロー」と同じような車両です。

正式にはE926形電車と言います。

2001年に次世代の検測専用車両としてデビューし、JR東日本エリアの新幹線の線路や電気の安全をチェックしています。

出典:wikiwandより

以前は200系電車を基にした検測車両が存在し、黄色のラインが入ったデザインでした。

その車両も俗に「ドクターイエロー」と呼ばれていました。

改めてイーストアイを見てみると白を基調に赤いラインが入って、

先頭車両にそれぞれロゴがあしらわれています。

まるで赤十字をイメージしてしまう配色で「新幹線のお医者さん」のイメージがより強く感じられるなと思います。

 

イーストアイのここがすごい!

 

以前のドクターイエローと比べて検測や走行性能が格段に上がっています。

ここでいくつか取り上げてみましょう。

1・最高速度35㎞/hアップ!!

以前のドクターイエローは最高速度が時速240㎞/h

なのに対し、イーストアイは275㎞/hにスピードアップしています。

これはかつて東北・上越新幹線の最高速度が240㎞/hだったころに合わせて

検測されていましたが、

1997年にはやまびことこまちが275㎞で運転されるようになったため

検測結果に差が出来てしまわないように速度を合わせたものと考えられます。

2.検査項目が増えた!

検測機器の技術が上がったため検査項目が59個から88個と

19個も検査項目を増やす事が出来ました!!

その中でもDS-ATCといった最新型の保安装置やデジタル式列車無線装置にも対応などより最新の項目に対応した検測が可能になりました。

3.山形・秋田・北陸新幹線が検測可能に

これは新幹線の検測史上最も画期的性能です!

今までの場合、当然ですが新幹線車両での規格で製造された車両を使っていました。

新幹線の車両は在来線より大きく、

線路幅や電圧の違いから在来線には入線が不可能でした。

なので山形新幹線や秋田新幹線と言った

いわゆる「ミニ新幹線」の検測は出来ませんでした。

線路幅は同じでも電圧不足や車体の規格からホームやトンネルを通過できないからです。

出典:佐賀新聞liveより

その問題をミニ新幹線規格に合わせたことでクリアしました。

秋田新幹線で活躍したE3系をベースに作られています。

性能や規格共に条件を満たした唯一の車両でした。

 

北陸新幹線は途中、碓氷峠の急勾配と電気の周波数が変わる場所があり

これらの条件に適した新幹線車両しか入線できません。

イーストアイは唯一検測が出来なかった北陸新幹線にも対策済みです。

イーストアイの問題点

1本しか存在しない

ドクターイエローの場合、JR東海と西日本が1本ずつの計2本体制で

検測できるのに対し、イーストアイは車両が1本しかないので

事故や故障を起こした場合、代わりを務められる車両がありません。

全般検査(車検のようなもの)と被った場合、普通の新幹線車両に検測車両の1部を組み込んで検測をします。

こうしてみると車体の大きさが違うのでデコボコしてますね。

とはいえ、これでは検測結果に誤差が生じるのではないかと私は思いますし、

変わりが効かないのは少々危ないのではないでしょうか。

検測の範囲がとてつもなく広い

現在検測の対象としている路線です。

東北新幹線 (東京~新青森)
上越新幹線 (大宮~新潟)
北陸新幹線 (高崎~金沢)
北海道新幹線 (新青森~新函館北斗)
山形新幹線 (福島~新庄)
秋田新幹線 (盛岡~秋田)

 

これらの路線の距離を合わせると・・・

1778km

に及びます。(これは東京から上海までの距離と同じ)

しかも1日の行程だけで1000㎞走ることになるので

これだけの膨大な距離での検測を1編成だけでこなすのは

かなり負担が大きいのではないかと思ってしまうのですが、

普通の新幹線車両も長距離を1日に何往復しても20年は耐久出来るので

その辺はあまり問題ではないかもしれません。

イーストアイの今後

イーストアイは登場から今年で18年目を迎えます。

この18年の間に東北新幹線は盛岡から新函館北斗まで走るようになり、

はやぶさの登場で最高速度は日本最速の320㎞となり、

北陸新幹線は長野から金沢まで延伸されました。

車両も200系の丸い鼻ではなくE5系のような長くとんがった形に大きく変わりました。

このように新幹線の技術の進歩は早く、これからもどんどん変わっていくことでしょう

今後は北陸新幹線は敦賀までの延伸が決まり、最終的には新大阪へ向かいます。

また、北海道新幹線は札幌まで延伸します。

今後、求められるのは300㎞以上での検測と検測範囲の拡大に耐えられる走行性能でしょう。

既にこまちで使用されているE6系が様々な試験をしているようなのですが、

規格がミニ新幹線・最高速度320km/h・空気抵抗の少ないアローラインと性能としては申し分なく

E6系 奥羽本線を走行

もし新型のイーストアイがデビューするとしたらE6系をベースにするかもしれません。(諸説あります)

 

以前のドクターイエローも登場から20年で代替わりしているので

もしかしたら近いうちに引退・・・

なんて日が来るかもしれないですね。

イーストアイにかんたんに出会う方法

イーストアイはドクターイエローのように出会うと幸運をもたらすなんて伝説が

あるくらいなので見る事が出来たら新幹線に詳しくなくてもテンションが上がってしまうのではないでしょうか?

しかし普通に新幹線を利用してもなかなか出会うことはまずありません。

東京に住んでも芸能人に出会えるわけでもないですよね?それといっしょです。

なぜならイーストアイのダイヤは公表されていません

理由は定かでないですが、検測に支障が無いようにするためでしょう。

また、前述の通り検測の範囲が広いので本当にどこで会えるのかもわかりません。

イーストアイは鉄道ファンだけでなく子どもにも人気の車両なので

親御さんは見たいとせがまれて困ってしまったことはないでしょうか?

しかしtwitterや掲示板での目撃情報を基にある程度ダイヤはパターン化していることが分かっています。

少しですが私のわかる範囲で取り上げていこうと思います。

 

 

(※2019年での情報です。ここからは信ぴょう性については保証できません

ダイヤは主に3パターン

検測は主に日中・9時~23時の間に行われます。

そして7~10日おきに検測が行われます。

1週間の中で平日・特に曜日~曜日に多く行われています。

(たまに月・金 稀に土日の場合あり)

また、パターンとして3つのダイヤがあり、大きく分けてと呼ばれています。

A本線検測 B副線検測B C副線検測Cです。

上の画像は白石蔵王駅にて撮影したものです。Aパターン検測中で真ん中の通過線を通ります。

こちらは同じく白石蔵王駅にて撮影・Bパターンにて検測中です。

なすのややまびこと同じようにホームのある分岐線に停車しながら検測をしていきます。

まとめるとAパターンははやぶさ、Bパターンはやまびこと覚えやすいかと思います。

参考としてAパターンの時刻と行程はこのようになっています。

1日目 Aパターン
仙台 9:05発
大宮 11:00頃着 11:10頃発
東京 11:32頃着  11:44頃発
大宮 12:30前後
上毛高原 13:55頃 通過
新潟 17:00過ぎ 発
燕三条 17:27頃 通過
富山 21:08頃 通過
金沢 22:40頃 着
白山総合車両所
2日目 Aパターン
白山総合車両所
金沢 10:43 発
富山 11:07頃 通過
高崎 13:10発
大宮 13:35頃 着
東京 14:00着 14:15発
大宮 14:40頃 着発
仙台 16:09 着
3日目 Aパターン
仙台
盛岡 9:30 発
八戸 10:40頃 通過
新函館北斗 14:00 発
盛岡 16:32頃 発
仙台 19:20頃 着

時刻は目撃情報を基に記載しているのではっきりとはしていません。ご了承ください。

 

ちなみに秋田新幹線と山形新幹線の検測は年に3・4回ずつ行われています。

秋田新幹線の場合日中検測が行われます。

山形新幹線はAパターンの場合、深夜から早朝にかけて行われます。

Bパターンは昼~夕方にかけて行われますが滅多に行われないので詳細なことは分かりませんでした。

 

おススメのビュースポット

見る場所についてですが、断然、駅で見る事をオススメします。

沿線で見る場合、「安全」に見られる場所というのが限られています。

そして通常の新幹線と同じスピードで走行するので通り過ぎる時はほんの一瞬です。

なのでイーストアイが停車しつつ、10分程度眺めたり記念撮影できる駅として

  1. 東京
  2. 大宮
  3. 仙台

この3か所がベストポイントです。特に大宮駅は1日に2回見られるし、東京駅より混んでいないので一番見やすいかと思います。

こちら仙台駅で撮影したものです。ゆっくり入線しますし、20分ほど停車するのでゆっくり眺める事が出来て個人的にはオススメです。

運転の確認方法

私は「貨物ちゃんねる」というサイトで確認しています。

方法を紹介すると

まずページを開きます。

JR東日本をクリックします。

仙台e926をクリックします。

「1」と書いてあれば運転されているという意味です。

本線検測の場合1週間に1回のペースで行われているので朝1番に確認を取った方が良いでしょう。

 

あとはtwitterで場所を確認できます。

このように○○を何分に通過といったかんじでツイートがたくさん出てきます。

ここから到着時間のおおよその目途をつけましょう。

まとめ

いかがでしたか?

イーストアイって実はドクターイエローより出会うのが難しいと言われているのですが、理由が分かったかと思います。

今までどうやって見られるか分からないという方がこの記事をきっかけに見る事が出来たら幸いです。

個人的にはドクターイエローにくらべてTVでの特集は極端に少ないし、

映像作品は一つもないので駅で撮影する以外にいろんな角度から見てみたいと思っています。

今後、新しいタイプのイーストアイがデビューするのも楽しみですし、東北新幹線から目が離せませんね!

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